友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

大和塾の方向が見えてきた

2007年03月13日 17時54分19秒 | Weblog
本日は大和塾の3月定例会でした。
市民のための勉強会を目指して発足して、早くも6ヶ月になりました。第1回の市民講座は「ヘレン・ケラーと塙保己一」を、第2回目は「『如是我聞』で始まる仏教」をと行い、順調に参加者も増えてくれています。講演会の無い月は、会員だけで自由に話し合うことにしています。今日はその自由に話し合う第2回目の定例会です。

今日、話題になったことの中に、「男の料理」がありました。料理の好きな男性が「私は料理をしながら、道具や器具も洗い片付けています」と話されました。偶然なのでしょうが、やはり料理好きな男性が「私もそうです。ごちゃごちゃしていたら料理はできませんから」と同調されました。するともう一人の方が「料理店の調理室はどんなに忙しくてもキレイにキチンとしていますね」と言います。女性の方たちから「私たちの出る幕はないわね」と言われて大笑いとなりました。仕事の手順が良いか悪いか、几帳面か大雑把か、個人差の問題で、男性だから女性だからではないと思いますが、そんなことから、2回目の定例会も打ち解けてきて、これからの大和塾の活動について、具体的で率直な意見や提案が出てきました。

「せっかくこうした活動をしているのですから、市民に向けてのアピールをしていってもいいのではないか。小冊子を作るのはどうだろう」という提案がありました。現在はパソコンができれば原稿はメールで送ることができます。集まった原稿をレイアウトすれば出来上がります。じゃー何を書くのか?ここでもいろいろと意見が出ました。「レベラルであることが大事だ」と言われました。「リベラルとはなんですか?日本語で言えばどういうことですか」「自由ですよ」「何を書いても、どうかいてもよいということです」などなど。市民のための勉強会というのは「私たちが勉強するのか、私たちが市民を啓蒙するのか」「私たちが勉強することで、市民にも呼びかけられるのでは」などなど。少し煮えてきたように思いました。

私は民主主義で一番大事なのは「自由」で、それは自分以外を否定しないことだと思っています。もちろん、私自身は憲法改正には反対です。わが国の憲法は理想論で現実に即していないから改正すべきだという考えには断固反対です。憲法が理想であると認めるならば、現実を理想に近づけることが私たちの務めだと思っています。それでも、いろいろな考え方が存在すること自体は事実ですから、それぞれがその思いを出し合えばよいと考えています。現実的ではない、アメリカに押し付けられたものだ、というだけで、自分と違う考えをなきものにしてはならないと思っています。どういう社会をあるいはどういう国をつくっていくのか、戦争のない世界をどうやって実現していくのか、大いに議論していくことだと思います。

相手の言い分を聞きながら、その根拠としているところをつぶしていけるなら、自分の言い分が正しいのでしょうし、できなければ自分が間違っていたということではないでしょうか。ヒラリー・クリントンは、高校・大学でそのような論争をしてきたことを伝記で書いています。1月の定例会で、「古典を読もう」という話題が出ました。私は今、『論語』を読んでいますが、孔子の論法につながるような気がしています。
コメント
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