友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

酒と肴でお見舞い

2007年03月14日 16時43分51秒 | Weblog
 昨日は、中学以来の友人を見舞いに行く予定でしたが、都合が悪くなって出かけることができませんでした。病気で入院していた友人が退院し、「表面的には変りありません。特に体の芯の部分はアルコールで消毒していますので、元気になりました。が、人生成る様にしか成らないので、近々貴兄と人生の消毒をと考えています。24時間電話の前で待っています」とハガキをくれました。善は急げとばかりに、もう一人の友人を誘い、酒と肴を持って見舞うに行こうという企みです。

 カミさんは「退院したばかりなのにいいの?あなたの勝手な思い込みじゃあない?」と心配します。何でも自分の都合の良い方に解釈する、自分勝手で自己中心な人は相手に対する思いやりに欠けるというのです。確かに私は自己中心なのかもしれませんが、それで相手が喜んでくれるならば良いのではないかと思っています。『高瀬舟』の囚人ほど、相手のことを思いやることはできないかもしれないが、自分の出すぎた行為が少しでも相手を喜ばせることになるなら、それがたとえ非常識なことであってもやってあげたいと思うのです。

 彼から好きな女の子がいるとの告白を聞いたのは、高校3年生の時でした。その彼女と結婚し、彼女の影響で山歩きもするようになったと以前聞いたことがあります。「ナンパ」する時はすごく身体もよく動くのに、身体を使って何かをするとなるとすぐ「そんなめんどくさいことができるか」と言う奴です。本当はかなりの勉強家だったのに「アホ臭くてやれるか」と無頼漢を装ってもいました。私が政治に関心を示すと「そんな尻の青いことは止めとけ」と言いながら、カンパをしてくれました。口では否定的なことばかり言っていたような気がしますが、心の中では否定の対象を応援していたのだと思います。それをストレートに表さない男を通してきました。

 中学の時、交通の検問をしていた警察官に対して私が悪態をついたことがあります。大きな車は通して、小さな車ばかりを止めていたので、なぜか腹が立ってつい口がすべって警察官を馬鹿にしたようなことを言ったのです。警察官はすぐ私のところに来て、「どこの中学だ。名前は?」と聞いてきました。私は黙っていました。その時、彼は怒りを顕にしている警察官に進み出て、「悪気があって言ったわけではありませんから」と私をかばってくれました。同じ中学以来もう一人の友人が「特別な関係なのか」と疑いますが、私は自分の友だちの全てを大切にしたいと思っているし、そうしてきたつもりです。ただ、彼には恩義があるとずっーと思っています。
コメント
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