友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

碧南市藤井美術館へ

2017年07月20日 18時40分27秒 | Weblog

 友だちが「きっと好きになるよ」と言っていた碧南市の藤井達吉現代美術館で開催中の『デンマーク芸術村』展、偶然にも長女のダンナのお母さんが招待券送ってくれた。何でも「ついでに」が習慣になっているカミさんは、「叔母さんの見舞いにも行きたい」と言うので、病院経由で出かけることにした。叔母は私の姉よりもひとつ年下だが、ガンとの闘病で食事も出来ず点滴を受けて寝たままの状態だったが、「元気になったので、来ていただいてもいい」と息子が言うので出かけた。

 確かに全く動けなかったことがウソのように元気になっていた。まだ車イス生活だが、食事も自分で食べられるし、病院食の他に息子が用意してきた寿司も食べられるほど回復していた。「これからどこへ行くのか」と言うので、カミさんが「碧南市の美術館」と答えると、「いいねえー」とポツリと呟く。息子が「美術館なんか好きだったか?」と言うから黙ってしまったが、「元気になったら行きましょう」とカミさんが言うと優しい顔になった。

 碧南市の藤井美術館では6年前、『画家たちの二十歳の原点』展が行われた時、どうしても見たくて出かけた。『デンマークの芸術村』展は私には全く未知の作品だった。デンマークの北部の漁村に魅了された2組の画家夫婦の作品を中心に、素朴だが力強い、荒々しい海や穏やかで美しい海原、漁夫の雄姿が写実的に描かれていた。

 紹介してもらった美術館の傍にある「変わった喫茶店」にも足を運んだ。なかなか面白い店だと店内を眺めていると、男が2人入って来た。大きなカメラを提げているからすぐ、雑誌のカメラマンだと分かった。ランチメニューの撮影に来たようで、出された商品を並べ、アングルを思案していた。私が様子を見ていると、相方が「お騒がせしてすいません」と言うので、「大丈夫。私も昔の同業者ですから」と答えると、「なかなか面倒で、イヤになります」と言うので、「それはダメですよ。仕事なんですから」と偉そうに言い、笑い合った。

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