友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

どこでも大切に育てれば花は咲くが‥

2021年05月07日 18時09分04秒 | Weblog

 ルーフバルコニーで鉢植えの花を育てているが、時々、植えた覚えのない芽が出てくることがある。不思議に思って育てた苗が大きくなってナンキンハゼと分かり、マンションの庭の目隠しのために5本を提供した。大きくなってきたが、これまで花が咲いたことが無かったのに、2日くらい前から咲き出した(上の写真)。

 何という木なのか知らないが、少し甘い匂いもする。果実ができ、それを野鳥がついばみ、我が家でフンをしていったのだ。ナンキンハゼは近くに街路樹があるからきっとその実だろう。この花も近くで咲いているに違いない。野鳥が樹木の循環を助けているのだ。学校の庭にも、分からない芽が生まれているのかも知れないが、多分、引き抜かれてしまっているだろう。

 今朝の中日新聞、中学生の投稿が目を引いた。投稿者は幼いころシンガポールで5年ほど暮らしたという。「日本に帰って小学校へ通い始め、ある疑問を抱きました。『他のみんなと違っていてはいけないのか』と。シンガポールでは自由にできた発言の機会はかなり減り、全員がそろっていることを良しとする空気を日本の学校で感じたからです」とある。

 近くの小学校でも全員が揃った行動が出来ると、先生は「ヨシ!」と声をかける。みんなと一緒に出来なければ、「出来の悪い子」扱いだ。個性の尊重は建前でしかない。統一された教育の方が生産性が高いからだ。でも、どこでも大切に育てれば花は咲くが、みんな同じ花にしてしまっていいのかと思う。

コメント (2)
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