友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

闇ばかりでいいのか。

2021年05月21日 17時31分47秒 | Weblog

 大村愛知県知事のリコール活動で、事務局長を務めた元県議と会計責任者の女性らが逮捕された。100万筆を集めると豪語して出発したが、集まったのは43万人分の署名で、しかもその83%が無効だった。

 同一人物が署名したもの、選挙人名簿に載っていないもの、押印が無い署名に同じ人が指印したものなど、きわめて杜撰だった。名古屋市長の河村氏や高須クリニックの高須克弥氏が、街頭に立ってリコール署名を呼び掛けた。著名な学者や文化人も名を連ねた。

 順風満杯のように見えたが、署名はなかなか集まらない。新聞報道によれば、田中事務局長は「高須先生に恥をかかせる訳にはいかない」と、広告会社に署名集めを依頼した。しかし、「仕事」になってしまうと当然ながら集まらない。

 アルバイトを使っての署名書きで破綻は見えていたはずだが、「既定の数が集まらなければ、調べられることは無い」と事務局長は踏んでいた。事務局長は若くして県議を2期務めた後、大村率いる「日本一愛知の会」や河村率いる「減税日本」から出馬したが落選している。

 信念も思想も無い。ただ政治家になりたいだけだ。高須別邸に高須、河村、田中らが集まった席で活動団体の設立が話し合われ、「事務局長はあんたがやりゃあええ」と河村市長に言われ、目が出たとでも思っただろう。

 リコール運動の言い出しっぺが誰なのか、未だにはっきりしない。河村市長と高須氏は責任をなすり合っている。参院選で自民党は、河井候補に1億5千万円を渡したのに、「使い方については関与しない」と言うばかりで、誰が決めたのかはっきりしない。闇ばかりでいいのか。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする