次女のダンナからカミさんにワインが送られてきた。今日がカミさんの誕生日で、明日が「母の日」だからの気遣いだ。優しい息子の思いやりに、カミさんは有頂天になっている。私もカミさんの誕生日の料理をするつもりだが、先ほど冷蔵庫を見たらワインに合いそうな食材がない。困ったが、何とかしなくてはならない。
昨日のブログにある写真の樹を、「車輪梅」と卒業生が教えてくれた。樹木のことをよく知っているので驚いた。確か、私の知り合いと一緒に、シルバー人材で公園管理の仕事をしていると聞いたことがある。生真面目な性格だったと高校生の頃を思い出した。その彼の娘さんが保健室登校だったのか。
次女は保健室勤務の養護の先生だったが、もっぱら問題のある子の相手をしていたようだ。画一化した教育は規格に入れない子を作ってしまう。戦後の学歴偏重が子どもたちを苦しめた。私の中学校に、「オレが殴った子は東大へ入った」と自慢していた予科練帰りの先生が いた。殴られて東大へ行きたいとは思わなかったし、反発心しか抱かなかった。
私は教師になったが、小・中学校でなくて、高校のデザイン科で良かった。生徒の個性を引き出すことが教師の務めだったから、個性を伸ばす基礎は自由にあると信じた。知識や教養も大事だが、何よりも発想力を磨く必要がある。そのためには自由でなくてはならない。今、還暦を過ぎて古希を迎える彼ら彼女らは、立派過ぎるくらいの大人だ。