大谷選手のドジャーズがヤンキースに3連勝した。大谷選手もジャッジ選手も、ホームランは打たなかったが存在感はある。でも、アメリカの野球は余り面白くない。小技が見られないからか、大味過ぎてそう感じてしまうのだろうか。
ベイスターズとソフトバンクの試合を観ていても、それに近い感じを抱いた。そうか、日頃試合を見ていないから、選手をよく知らないからだと思った。身近に感じないと、応援する気にもなれないのだ。
ひょっとすると、選挙も同じかも知れない。会ったことがある、話を聞いたことがある、握手したことがあれば、グンと近い存在になる。そんなことで投票するのだから、機会が無ければ、誰に投票したらよいか決められない。
自民党の選挙は圧倒的に、個人のつながりが基礎になっていた。地元の顔見知りから、支援者が広がっていく。候補がどんな考え、どんな政策なのかは後回しだ。それが今度の総選挙で崩れてしまった。
若い人は、候補が何をやるのかを聞いている。給料を上げる、子育てを助けてくれる、そうした実利を優先して判断しているようだ。自民党が議席を減らし、国民民主党が増やしたのも、若い人たちの投票が大きく働いた。
首班指名をどうするのかと、マスコミは盛んに取り上げている。カギを握る国民民主党の玉木党首は引っ張りだこだ。石破内閣に加わるよりも、課題ごとに、政府とも野党とも組む方が得策のように思うがどうだろう。
立憲民主党はあわよくば野田内閣を成立させたいのかも知れないが、まずは課題ごとに連立を組んで解決する道を進んで欲しい。党の存続や利益よりも、国民が求めている課題に向かわないと、諦めばかり与えることになる。
地域新聞を作っていた頃、読売新聞の記者と友だちになった。今朝、彼から電話があって、「年内に本を出す」と言う。記者を辞め、地方議員になって、議会のあり方について苦労してきたはずだから、そんなエピソードを交えた議会論になるだろう。
またいつか、話が出来る日を楽しみだ。本は2千円程らしいが、いろんなところで取り上げられて、書店でたくさん売れますようにと願う。