カミさんは朝、5時に起きて、7時前にはゴルフのために出かけて行った。ゴルフを楽しみ人たちは皆、朝が早い。真面目だなあーと思う反面で、よくやるわと呆れてしまう。遊びのために、そんなに時間を割く人の気持ちが私には分からない。
仕事なら仕方ないし、旅行とか楽しいことならそれも分かる。たかが、遊びでしょと思ったが、そうか楽しいから出来るかと気が付いた。人にはそれぞれ楽しいことがある。他人の楽しみを、ああだこうだ言うことは無い。
私は花を育てるのが楽しみだった。マンションの12階のルーフバルコニーでは、花を眺めてくれる人は上の2家族しかない。だから全くの自己満足で、花の咲き揃う様子を想像しながら、手入れや水遣りをしてきた。
中学時代、お嬢さんだった同級生が、野菜作りをしていると聞いてビックリした。「野菜が育っていくの、楽しいわよ」と喜々としていた。ベランダでの家庭菜園かと思ったら、畑での本格的な野菜作りだった。「もっと、畑を拡げようと思っているの」と話す。
子どもたちが育ち、家庭のことに縛られなくなって、新しい楽しみを見つけたということのようだ。夫婦では理解し合うことは難しいが、野菜や花なら時間を費やしても苦にはならないし、ちゃんと応えてくれるから嬉しいのだろう。
名古屋市の河村市長が、「祖国のために命を捨てるのは、高度な道徳行為である」と発言している。記者の質問に、「捨てよと煽っている訳では無い」と弁明していたが、「戦争は必ず起きる」と言うのだから、「国のために命を捧げよ」と言っているのと同じだ。
この発言を問題と捉えられないところに、河村市長の恐ろしさがある。戦争を回避することこそが政治家の使命なのに、戦争は起きるから国のために命を捧げよとは、全く戦前の政治家と変わらない。
河村市長は作家の百田尚樹氏と共に、「日本保守党」の党首である。武装して戦うことは、死ぬことである。それを強要するのが「日本保守党」なのだ。ああ、いやだ。戦争なんか絶対してはならない。
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