12月も半ばを迎え、あっという間に時が過ぎ去っていく。12月生まれの中学からの友だちに、「お誕生日おめでとうございます。小説を書いてください。楽しみに待っています」とメールした。彼と知り合ったのは中学3年で同じクラスになってからだ。
伊勢湾台風の後、「名古屋で死体がゴロゴロ転がっているから見に行かないか」と彼に誘われ、自転車で出かけたが、笠寺辺りからは前に進めず、死体を見ることも無く帰って来た。高校生になり、私が生徒会長になった時は役員を引き受けてもらった。
彼は文芸部、私は新聞部で、一緒にいることも多かった。『籠の鳥』をよく歌っていたので、自然と私も覚えてしまった。彼は吉行淳之介の『原色の街』を高く評価していたが、私はむしろドストエフスキーの『罪と罰』や『カラマーゾフの兄弟』に魅かれていた。
彼に誘われてブログを続けているが、記事の書き方が全く違う。私は新聞部にいた時から、「簡単に、短く」を心がけてきた。このブログも800字前後で書いてきた。新聞のコラムは600字から800字と指示されてきたからだ。
彼のブログは1400字と長文で、形容詞も多く難解な文章の時もある。彼は大学生の時に父親を亡くしたため中退し、働いてきたから小説など書いている暇は無かっただろう。ブログでは生い立ちや恋愛が目立つし、営業でいかに活躍してきたかも記している。
大変な道を歩んで来ただけに、今はゆったりと人生を振り返り、小説に仕上げるたくさんのネタを物語に編み込んで欲しいと思う。中学からの友だち4人の軌跡もネタになるだろう。彼の小説が仕上がることに期待している。
さて、明日と明後日は忘年会のため、ブログを休みます。
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