友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

責任を負えない人はトップに立つべきではない

2023年08月23日 18時28分07秒 | Weblog

 甲子園大会は神奈川の慶応義塾が、宮城の仙台育英に8対2で打ち勝ち、107年ぶりの優勝に輝いた。我が家での予想は、仙台育英が小差で勝つだろうだったのでビックリした。初回に慶応の先頭打者、話題の色白イケメンの丸田選手がいきなりホームランを放ち、慶応の優勝を予感させた。

 夏の大会での先頭打者ホームランは、丸田選手が初めてという。優勝が決まった後、丸田選手の目には涙が溢れていた。選手も応援の人も、勝った方も負けた方も、みんな泣いている姿は高校野球ならではの光景だ。応援では慶応が圧倒的な盛り上がりを見せたが、仙台も負けじと応援し見応えがあった。

 勝敗は先発投手の起用にあったと、私は分析している。仙台が初回から高橋投手でいけば、展開は変わっていただろうと思うが、そんなことは終わったから言えることだ。先日のNHK大河ドラマ『どうする家康』は、小牧・長久手の戦いだったが、圧倒的な秀吉軍に対して数で劣る家康軍の戦いが焦点だったのに、よく分からない展開だった。

 よく分からないと言えば、名古屋市の河村市長の名古屋城の木造再建策である。確かに名古屋城は戦後、コンクリート造りで再建されたものだが、それを壊してなぜ今、木造で江戸時代の城を再現するのか、意味が分からない。河村市長は城主になったつもりかも知れないが、江戸時代からの城は全国にいくつもある。

 何もわざわざ木造で再建しなくても、充分に見学できる。障害のある人たちはエレベーターの設置を求めているが、「その費用は誰が負担するのか」と発言する不埒な人までいる。木造再建には莫大な費用がかかるが、税金をそんな河村市長の個人的な満足のために使うことの方が問題である。再建反対する市民の声もあるだろう。

 トップに立つ人は、全てに責任を負わなくてはならない。責任を負えない人はトップに立つべきではない。けれど、自分では意外に自分のことは分析出来ない。周りに言える人がいないと失敗する。今晩は慶応の優勝を祝って乾杯しよう。


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