クラブツーリズムの企画「若狭カニカニカーニバル」は、カニを満喫した旅だった。しかし、ヒヤヒヤドキドキの苦労が多くて疲れた。扶桑の仲間に、西春駅を午前7時35分発の急行「国府」行きに乗ると先輩に連絡してもらった。
彼はその電車に乗っていたが、「西春駅で降りて私たちを探した」と後から聞いた。同じ電車で来たと思っていたので改札口で待ったが、なかなか出てこない。ケイタイに電話してもらうと、「西春駅で待っている」と言う。
「すぐ、急行か準急に乗って名古屋駅まで来て」と連絡してもらう。カミさんたちに改札口で待っていてもらい、私はグループの代表なのでとりあえず集合場所へ行き、「ひとり遅れてきますが、出発時間には間に合います」と伝えた。
次の電車が名古屋駅に到着する時間が過ぎ、カミさんたちに「会えた?」と聞くと、「姿が見えない」と言う。えっ、どうしたんだろう、別の改札口から出てしまったのか?彼のケイタイに電話を入れると、「新幹線の方へ歩いている」と言う。
それなら充分間に合うはずだ。私は走って行き、新幹線の待ち合わせの銀時計の前で見張るが、なかなか現れない。ケイタイで場所を聞くが要領を得ない。見えるものを言ってもらうと、西口を出てしまっている。「動かないで、そこに居て」と言って走る。
けれど、行ってみるが居ない。またケイタイに電話する。「どこに居る?」と聞くと、「地下街に居る」と言う。そこで探し回り、やっと見つけた。「動かないで」と言っても、彼は不安で私たちを探し回ってしまったようだ。
添乗員さんがいい人で我慢強く待ってくれたので、出発時間を20分もオーバーしたが、みんなと一緒に出掛けることが出来た。それに参加者の皆さんも暖かく迎えてくれた。ツアー客を見ると、歩行が困難な人もいた。
彼は84歳、ちょっと認知症もかかっているのか、どこへ行っても勝手な行動をとってしまう。まあ、帰って来られたのだからと思い、彼が無事に家に着いたか先輩に確認してもらったら、「扶桑駅から40分もかかったが、無事だった」と電話が入った。
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