友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

真夏のような日だった

2014年06月01日 18時01分32秒 | Weblog

 夕方5時になっても部屋の温度計は32度あった。我が家は比較的風通しがよい方だがこの暑さには参った。日中に車で街を通った時、「オープンハウス開催中」のプラカードを持った若者を見かけた。大学生かなと思ったけれど、黒のズボンに白のワイシャツ姿だったから高校生かも知れない。こうしたアルバイトはイスに腰掛け日傘で日陰を作っているが、彼は傘もなく立ったままでいた。頭にタオルをかけていたが、この暑さの中で大丈夫かと心配になった。

 この街では、交差点で建売住宅の見学会のプラカードを持っているアルバイトをよく見かけるが、彼のようなスタイルは始めて見た。イスに座っていれば睡魔に襲われ、ぶっ倒れてしまうので、わざわざ立っているのかも知れない。一日いくらのアルバイトか知らないが、この炎天下でよくやると感心してしまった。そういえば、大学生の何%がアルバイトをしているのだろう。19歳の孫娘も大学生になった途端にアルバイトを始めた。地下街のパン屋で接客の仕事をしているが、「楽しいよ」と言っていた。

 大学生がアルバイトをするのはよい経験だと思う。我が家の子どもたちにもアルバイトをさせた。働くことの大変さや人間関係、社会の仕組みや人の動きなど、いろいろ勉強できるからだ。孫娘はちょっと働きすぎて勉強の方が疎かになってしまったようで、「2年生は勉強も頑張ります」と言っていた。カミさんは「成績がよければ奨学金をもらえるのよ」と発破をかけていた。返還しなくてもよい奨学金だと言う。

 半数以上の大学生が、何らかの奨学金を受けているそうだ。そのことはありがたいことだけれど、大学を卒業してからが大変だと聞いた。私も教育奨学金をもらっていたが、教師を辞めた時に一括返金しなくてはならなくて困った。大学を出たけれど、正規社員でなければ受け取る給与は少ないから、返済金は生活を圧迫してしまう。私たちの時代は何とかなると生きてこられた。しかし、今の若者は先の見通しが立たないと言う。ジリジリと照りつける炎天下で立っていた若者は大丈夫だっただろうか。

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