友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

朝のニュースを見て

2014年06月02日 19時14分26秒 | Weblog

 朝、隣りの部屋にいた次女がやって来るなりテレビをつけ、「ママ、見て!」と言う。アメリカのオハイオ州で行なわれている男子プロゴルフの大会で、日本の松山英樹さんがプレーオフを戦っていると、ダンナからの電話を受けて、BS放送が見られるこちらの部屋にやって来たのだ。息詰まるような決戦だったが、これを入れば優勝という場面で、松山は見事に期待に応えた。その時、次女は赤子のいることを忘れたかのような大歓声を上げた。アメリカツアーでの初優勝は青木功、丸山茂樹、今田竜二に続く史上4人目で、22歳は最年少だという。

 そんなホットなニュースに涌いたかと思えば、神奈川県厚木市のアパートで男児の白骨遺体が見つかり、父親が逮捕された。アパートでは父親と母親と男児の3人で暮らしていたが、妻が別居し、2人で暮らすようになったという。食事は週に1、2回しか与えず、「いずれ衰弱死すると思った」と父親は供述している。どうしてこんなことになってしまったのだろう。父親がひとりで働きながら子どもを育てることは大変難しい。けれども母親がひとりで働きながら育てる場合も同じ条件だ。なぜ、誰かにどこかに相談しなかったのかと思う。

 次女が産んだ赤子は4週間経ち、細く棒のような手足もふっくらと赤ちゃんらしくなってきた。「ウェ、ウェ」とか「ミャー、ミャー」とか、動物のような鳴き声だったが、今では激しく「ワァーン、ワァーン」と赤ちゃん泣きに変わってきた。たったの28日でこんなにも成長することを改めて教えてもらった。確かに泣き声を聞いて嬉しくなることはない。激しく泣き叫ぶような声を聞けば逃げ出したくなる。カミさんの母が、「子どもが泣くとお父さんが怒るので、抱いて家の外に出ていた」と話してくれたことを思い出す。

 お金があればもっと子育てに余裕が生まれるのだろうか。お金が無いために、子育てに悲劇が生まれるのであれば、お金で困らなくてすむような社会にすればいい。子育てを生んだ両親だけに押し付けずに、何人かで共同で見守る仕組みにすればいい。「子は社会の宝」と言うのに、社会はその責任と負担を果たしているのだろうか。次女の赤子は今週末には宮参りに行き、来週初めには仙台に帰って行く。心にだけでも余裕を持って、育てて欲しい。

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