よく晴れた気持ちの良い朝、「メナード美術館と小牧図書館へ行こう」とカミさんは言う。新緑の美しい公園か、ボタンの花巡りかと、想像していたが全く方向が違っていた。娘や孫娘がウワサしていた、スターバックスで昼食を食べてみたかったのだ。
小牧市図書館は2年前に、小牧駅のすぐ前に新しく開館した図書館で、規模といい展示の仕方といい、とても斬新で私も興味があった。しかし、駐車場は狭くしかも駐車しにくいし、駐車台数も少ない。あんなに立派な図書館なのに、これは完全に設計ミスではないのか。
けれど館内はいい。一人ひとりが使える机とイスが各所の壁や通路に並んであり、しかもコンセントもついているので、ほとんどの人がノートパソコンを持ち込んで操作している。蓋つきなら飲み物の持ち込みも許されている。食事は禁止のようだが、そっと弁当箱を開けて食べている人もいる。
「机で居眠りをしないでください」と貼り紙があったが、気持ちが良いのか机にうつ伏せて眠っている人もいた。館内は明るいが机にはスタンドまであり、辞書を引きながら勉強している人もいる。初夏の平日だからか、中年の男性や女性が多いが、高校生や若い男女も目にする。
もちろん私たちのような年寄りは多い。本好きにとっては格好の居場所なのだ。1階にあるスターバックスの食事はまあまあ美味しかったが、私には味気無い気がした。ここでもパソコンを操作している人がいて、食事の場というより図書館の1室のようだ。
たくさんの人がいても静かなのは、さすがに図書館だからだろう。4階建ての上の階には外のベランダに出られ、ベンチも置いてある。とても理想的な図書館に見える。歩いて来られるなら、毎日でも来たい。
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