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CAMELを吸っていたころ

2007年10月05日 | たばこの気持ち
◎ 僕は、今、CAMELキャンペーン(外箱のバーコードを集めて、自転車を当てる)に応募しようと、せっせとCAMELを吸っているが、ノベルティとして付いてくるライターも増えてきた。そこで、「自分がかっこいい」と思っているものを人にあげて喜んでもらう、という「喜びの原則」にのっとり、金属製ビーンズタイプの使い捨てライターをカバンにいくつか入れておき、たばこを吸う友人・知人たちのあげるようにしている。

◎ 昨夜(2003年2月24日)は、キャスター・スーパー・マイルドボックスを吸っているS君の弟さんに一つ、途中から飲み会に参加してくれたS嬢に一つ差し上げた。そういえば、20年前にたばこをやめた「この間はどうも」さんが、僕のCAMELを1本取り出し吸っていた。「あっ、それってヘビたばこ」と言ったら、「買わず(かわず=カエル)飲むから、ヘビたばこ、でしょう。知ってるよ」と素早い反応を示した。彼が若い頃、その駄洒落を使って喜ばれたことがあったらしい。

◎ もう一人の飲み会参加者(招集者)であるYくんは、たばこは吸わないし(高校を卒業するときに、やめたそうだ)、それに加えて、自分の家がたばこ屋もやっているので、「CAMELグッズ。うちに、いっぱい転がってるよ」と言った。上野駅まで、Yくんの乗用車で送っていただいたけれど、3000ccクラスだから乗り心地が良く、音質の優れたカーオーディオからは、若き日のサミー・デービス・ジュニアの歌声が流れていた。(2003 02/25)

◎ CAMELが市場に出回るようになってきた。それに応じて、キャンペーングッズが増えてきたのである。上野駅構内・新幹線改札前のコンビニでは、1カートン買うとCAMELラジオがもらえるので、来週の水曜日にゲットする予定だ。2個だと、ブレスレットタイプのデジタル時計で、すでに持っている。

◎ 自宅近くのホットスパーでは、1個に一つ重厚なビーンズスタイルの使い捨てライターがついており、すでに10個ほどたまっている。バーコードを切り抜いて1枚、3枚、10枚、20枚ごとに、CAMELグッズが当たる応募用紙も付いている。まあ、そんなことをしなくても、普通にCAMELが買えるようになればいい、と私は思っている。(2003 02/15)

◎ 外国たばこであるキャメルがイメージチェンジし、昨年あたりから盛んにキャンペーンを繰り広げ、ちょうど僕もカミさんの禁煙という事情もあり(夫婦で同じ銘柄を吸っていた)、マイルドセブン・スーパーライトからキャメルに代えていたので、キャメルグッズがたくさん手元に残っている。

◎ とくに、手になじむビーンズ型で、金属製使い捨てライターケースは10個以上あるはずだ。ガスがなくなったケースをそのまま捨てるには忍びなく、何か工夫ができないものかと考えてみた。使い捨てライターを取り出すために、ケースの底に小さな穴が空いているから、そこに釣り糸を通して逆さまにすれば、きっと風鈴になるに違いないと思った。どんな音色が出るのか、今から楽しみにしている僕は、歳相応の楽しみ方を知るようになったのだろう。(2003 03/24)
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たばこのブランドキャンペーンについて

2007年10月05日 | たばこの気持ち
◎ 昨年(2002年)11月から、私はキャメルを吸っているけれど、メーカー(販売会社)からたばこ販売店へのキャンペーンの周知や、商品知識の徹底などの点で、かなりバラツキがあるようだ。キャメルのキャンペーン期間中に、次のようなことがあった。

(1)地下鉄「赤坂見附駅」構内の売店で、「キャメル・ライト下さい」と言ったら、「今、2個買うとライターが付いているけど、それでいい?」と聞かれたので、「いいです」と答え、受け取ったのは「キャメル・メンソール」であり、販促物品はデジタル時計であった。

(2)JR小山駅構内の売店で、キャメルを購入したとき、そこでは場所が狭いことから、ライター付きのパッケージをバラして販売していたが、パート店員に伝わっていなかったらしく、棚に並べてあるライターを付けないで渡そうとしたので、私は自分でキャンペーンの内容を教えてあげた。

◎ 一部地域では、キャメルのキャンペーン期間が終了している。しかし、通常1カートンを購入すれば販売店独自に、ライターなどのサービスをしているが、本日、1カートン購入した田町の販売店では、しゃれた小物袋とキャメル携帯ビニールバック、ポケット灰皿の3点をつけてくれた。でも、携帯ビニールバック以外の2つは、キャメルオリジナルではなく、他メーカー(フィリップ・モリス社)のものだった。たしかに、たばこのブランド数は多く、販売店でも覚えきれないのだろうが、だからこそ、売り方をめぐってメーカーとしての工夫が問われるのだろう。キャメルファンの私としては、もう少し、たばこ販売店やコンビニ、鉄道売店にキャメルブランドを浸透させて欲しいと願うものである。(2003 01/10)

◎ 昨年(2002年)の秋から師走にかけて、あれほど駅の売店や、近所のコンビニにもたくさん並んできたキャメルだったけれど、歳が明けてみれば、すっかり姿を消してしまった。キャメルを吸い続けようと決めた私は、とても困っているのだ。とくに、キャメル・マイルドが置いてあるお店は少なく、どうしてもキャメル・ライトを買うことになってしまう。メーカーには、もう少し市場定着に向けた努力をお願いしたいものだ。もう、マイルドセブン・スーパーライトでは物足りなく、やっと、キャメルの味に馴染んできたのだから。(2003 01/20)

※ 消費者心理などというものは、というよりも私は移り気なところがあって、現在はマイルドセブン・スーパーライトを吸っている。相変わらずオマケにも弱くて、昨夜は近所のコンビニでピース・インフィニティ(350円)を買ったりしているのだ。(2007/10/05)
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『遅れてきた青年』たちは、たばこを吸うのだ

2007年10月05日 | 小説・映画等に出てくる「たばこ」
◎ 僕の読書遍歴は、意外にも大江健三郎さんから始まったのである。廊下の片隅に長兄が放置しておいた『われらの時代』の文庫本で、政治的人間と性的人間の選択を迫られ、『個人的な体験』で小心者の自分を正当化した。『万延元年のフットボール』では、森や閉鎖的な村落共同体という作者と僕の共通した原体験を確認し、『遅れてきた青年』という被害者意識は現在でも僕の中にある。

◎ ところで、2003年2月21日の東京新聞夕刊に、「喫煙・率は減っても人数は増」という記事が掲載されていた。WHO(世界保健機構)によると、たばこ規制が強化され、世界の喫煙率が毎年1%ずつ減少しても、それを上回る発展途上国の人口増などで、実際の喫煙者数は増えるというのだ。喫煙者数は、2000年の推計12億2200万人から、2025年には14億5600万人に増加するらしいのだ。結果的に、喫煙者が減るのは欧州だけであり、残る5地域はいずれも増加し、とくにアフリカ地域では経済発展に伴う個人購買力が高まることによって、2000年の推定6500万人から、2025年には1億700万人(約65%増)に達するだろうと予測されている。

◎ アメリカのハリウッド映画はもちろん、邦画においても経済成長の著しかった過去の時代には、たばこを吸う老若男女の姿がスクリーン上に、ごく当たり前に映し出されていた。幾度かの社会的な隆盛や経済成長を体験してしまった国々が、これから発展する国々の人たちに、たばこを吸ってはいけないと強制できる権利はないと、僕は思うのだ。というわけで、東京新聞の記事を読みながら、大江健三郎さんの小説を思い出し、「『遅れてきた青年』はたばこを吸う」というタイトルが浮かんだ次第である。(2003 02/26)
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