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『ガクモンの壁』

2008年01月18日 | 小説・映画等に出てくる「たばこ」
※ 無私の心に満ち、家族や人のために生きた亡き母が、私のために塗ってくれた綿入れ半てんです。


◎ 今朝、養老孟司さんの『ガクモンの壁』(日経サイエンスブック)を読み終えた。
ぼくが強い印象を受けたことは、次の5点だった(「→」以下の書き込みは、私のコメントです)。

(1) 自らを殺す遺伝子が組み込まれている細胞があること
  → おたまじゃくしの尻尾や人の胎児の指と指の間にある肉と皮など
  → 身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあり

(2) トラウマとは、うまく付き合っていけばいいこと
  → 思い出したくないのに、いつまでも忘れなれないという逆説
  → 失敗体験よりも、成功体験(イメージ・トレーニング)が大事
  → ぼくの自信のなさや思い切りの悪さへの再認識

(3) 心身の遺伝的要素は無理に変える必要はない
  → 自分の人生を運命論的に考えると、気が楽になる
  → 子どもへの過度な期待がうすれる

(4) 誰ひとり、自分と同じ人間はいなし、いなかった
  → だからこそ、堂々と胸を張って生きていこう
  → 個人差が当たり前、悩むより好きなことをやれ

(5) ときには、解剖学的な視点で自分を見るとおもしろい
  → ゴルフと詩吟は、自分の身体との対話である

◎ 養老孟司さんは、たばこに関して、すこぶる寛容であることを公言してはばからない。愛煙家である自分が、養老さんの著作や発言に注目しているのも、たばこに対する認識の共通性があるからだと思う。(2004/05/20)(2007/08/10)
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