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まさか2升3合とは!

2008年01月25日 | 小説・映画等に出てくる「たばこ」
◎ 巷の警句として、「酒と女は2(合・号)まで」というものがあるらしい。女の話は別として、お酒については「2合」あたりが適量とされているけれど、酒豪であった横山大観の1日の酒量が2升3合と知り、頭をトンカチで殴られたような驚きを覚えた。
主な「酔心」銘柄の現在価格を調べたところ、醉心純米吟醸酒の「稲穂」(一升)が2400円、同じく純米酒パックが1850円であるから、これを平均して2升3合に換算すると5000円ぐらいになる。月あたりでは約15万円、1年では約180万円だ。

◎  1日分を飲みきるまでに、熱燗にしたり、お総菜をこしらえたり、お客さんと飲むときもあったろうから、奥さんやお手伝いさんたちのこと一つ考えても、想像を絶するご苦労があったと思われる。今になっては、あれだけの仕事を残した人物だからこそ許されるのだろうが、よくぞ体調を崩さずに長生きしたものだ。それに加えて、たばこも吸っていたわけだが、酒席でのたばこは格別に美味しく、喫煙本数は増える傾向にあるので、何箱となく吸ったに違いない。
1日に2升3合も飲んでいたのなら、いつ絵を描いていたのだろうと不思議に思ってしまうのは、お酒の苦手な私の創造力に欠ける感想に過ぎないのだろうか。(2002/3/5)
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