前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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木原建設が一転、「和解金支払う」。万歳!

2009年06月05日 | Weblog
昨日のFBCニュース・・・・・再生手続き中の木原建設に和解金の支払いを~じん肺訴訟で越前町の原告らが要請 (2009年6月4日19:12)

越前市の木原建設が、今年2月の経営破綻を理由にトンネルじん肺訴訟の和解金の支払いを拒み続けてきましたが、きょう原告団の要請を受け一転、支払いに応じる姿勢を示しました。

この問題は全国トンネルじん肺訴訟の和解金をめぐり、木原建設の経営が破たんする前に越前町と富山県の原告2人と和解していたものの、民事再生の手続き中であることを理由に支払いを拒んでいたものです。

きょうは原告など約40人が木原建設の本社を訪れ、和解金の支払いを求める要請書を提出しました。
これに対し、木原建設はこれまでの姿勢を一転。
既に東京地裁の内諾を得たことを伝え、和解金の支払いに応じる方向で調整を進める姿勢を示しました。
こうした中、全国トンネルじん肺訴訟の原告団や家族会は福井市内でデモ行進を行い、じん肺患者の救済のための基金の創設を訴えました。・・・・・・・

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私も、このじん肺根絶闘争団のみなさんとの行動に参加しました。

午前10時  越前市の木原建設本社にたいして要請。
   応対した監査役は「6月3日付で、当方の弁護士からそちらの弁護士に和解金を支払う、と連絡した」と回答。
みんな一瞬あっけにとられました。
わたしも、すかさず「昨日の何時に連絡したのか」「文書のコピーをいただきたい」と要望。
コピーは許されず、福井農村労組の宇野和子書記長らが書き写しました。

監査役が「当社としても再建途上なのでイメージをダウンさせたくない」と言っていましたが、抗議の声がでることは最初から予想されたでしょう。
しかし、じん肺根絶闘争団のみなさんの素早い抗議が、こういう成果もかちとったのです。万歳!

その後、福井市の中央公園で集会、木原のメーンバンクの福井銀行までデモ行進。福井銀行要請。福井県庁要請。勝利報告集会・・・とつづきました。

県庁幹部も「よかったですね」を繰り返しました。県庁も「クリーンなイメージで再生してほしいと思っており、弁護士にも問い合わせをおこなっていた」と話しました。この点では、県庁土木部のバックアップもあったということで、ありがとうございました。


「じん肺にかかって、仕事を奪われ、生活できなく、何人もの労働者が自殺しています。ぜひ長期の裁判によらないでも救済できる基金制度をつくり、解決できるようにしてほしい」との叫び、地底の叫び、と受け止めました。
多くが国や県の公共事業工事での被災です。政治の責任で解決すべきです。