前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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新幹線について福井県議会研修会、2月議会前の説明会

2016年01月19日 | 福井県政
 県議会議員の研修会で北陸経済研究所の藤澤和弘主任研究員による「新幹線開業後の北陸を振り返る」という講演をお聞きしました。
●金沢延伸の経済効果は富山118億円、石川182億円、観光産業というところでしかほとんどでてこない。県民の大半は関係ない。製造業には影響ない。
旅館は新幹線で淘汰が進む傾向にある。
●観光でくる人のカネは限られる。観光以外でどれだけできるか、がカギ。
●新幹線停車駅のにぎわいと周辺の過疎化はセット
●長野では、開業10年後の県外客は開業前の7割水準に低下・・・・

 などふくめて富山県、石川県のリアルな実態と取り組みなどが紹介され、「どういう街をつくるか」が大事と強調されました。
 新幹線で建設費負担と在来線3セク化を引き受けても、さらにマイナス効果が働くようでは、それぞれの自治体にとって、「なんのための新幹線だったのか」となりかねません。

 「バラ色の新幹線」でないことはいっそう明らかです。
福井県でも、あわら市、福井市、越前市、敦賀市に新幹線駅がつくられますが、他山の石とすべきでしょう。

 その後は、2月議会に向けた部長査定予算の説明などでした。
あっというまに、2月県議会です。がんばりましょう。ご意見・ご要望などお気軽にメールなどでお寄せください。