前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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福井県立病院、関西電力美浜発電所を県議会厚生常任委員会で視察調査。美浜3号機事故の破れた配管展示の変更、大飯定検PCR検査1000人で陽性者ゼロ

2020年08月06日 | 福井県政
 昨日は、県議会厚生常任委員会の県内視察調査でした。
 福井県立病院では、「新型コロナウイルス感染症に係る医療提供体制について」「ドクターヘリの単独運航に向けた取り組みについて」、橋詰病院長や前川事務局長、県理事者から説明をうけました。
 第一波では陽性者145人中4割にあたる58人を受け入れたこと、5日現在6名が入院していること、経営的には4月から6月で11億円を超える減収となっていることが説明されました。減収について、「国、県で赤字補填のスキームが検討されているが全額は難しいのではないか」との見通しがしめされました。第二波ともいえる状況になっている時に、公的支援策の具体化を急がなくてはなりません。
 また、一人20万円の慰労金について急ぐべきと指摘したのに対し、県は「国が範囲を拡充しているが、6月議会で可決した分の執行についてはどういうやり方があるか考える」と答えました。
 ドクターヘリ運航では医師、看護師の体制問題などを確認しました。

 写真は、県立病院屋上のドクターヘリ駐機場。365日、福井空港からここに飛行して、救急待機するそうです。





 午後からの、関西電力美浜発電所では、安全対策工事の現場を視察し、「安全性向上対策について」、安藤地域共生本部長や高畠発電所所長から説明をうけました。敷地内では2004年8月9日の11名が死傷した事故の安全の碑のところに献花台がもうけられていました。
私は、「以前はこのPRセンター内に破裂した配管が展示され、見学の県民国民に事故を伝えていたが、いまは社内の研修施設に移されているというがどうしてか」と質問。関電側は「展示場所についてもいろんな意見があった」などと答えました。大事なことは事故を社内で伝えることはもちろんですが、国民県民にも当時の「過ち」を関電の反省として伝えていくことが必要ではないでしょうか。
また、県外からの大飯原発定期検査の作業員らのPCR検査の結果を尋ねたのに対し、「約1000人検査したが、陽性者はいなかった」との回答でした。ちょっと全国の検査と陽性率の現状からみれば、ほんとかな、と思った次第です。
ひきつづき徹底したPCR検査と感染防止対策が求められます。