物部の森

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日記風に書いてます。

【書籍】世界「文化力戦争」大図解

2008年11月13日 | Weblog
 『世界「文化力戦争」大図解』(大薗友和著、小学館)を読む。

 「文化力」は統計で測ることの難しい把握しづらいものだが、本書では広範なデータを駆使して、世界各国の文化力を目に見える形で提示している。コンテンツは、「映画力」、「音楽力」、「アート・デザイン力」、「ブランド力」、「宗教力」、「観光力」、「マンガ・アニメ力」、「ゲーム力」等々・・・。
 筆者は『一目でわかる業界系列と業界地図』(日本実業出版)で有名だが、こういったカルチャーやサブ・カルチャー分野にも造詣が深い。タイトルに「大図解」と付いているように、項目毎に、デザイン性に富んだインフォグラフィック(情報図解)が掲載してあり、状況が一目で分かる。
 全体は4章に分かれており、最終章「クール・ジャパン」では、日本が得意とする分野、「マンガ・アニメ力」、「ゲーム力」、「食文化力」、「日本文化力」を紹介している。他国の若者にとってわが国は、従来の「生産性と同質性の経済大国」ではなく、「マンガ・アニメ・ゲーム文化を世界に発信する“クールな”国」という印象の方が強いそうだ。
 売上でいくと、マンガでは『ドラゴンボール』が断トツ1位で、累計発行部数1億5000万冊、ゲームソフトでは『ドラゴンクエスト』が『FF』に次いで2位、シリーズ累計4000万本、世界中で売れたらしい。ご存知のとおり、鳥山明は前者の作者であり、かつ後者のキャラクター・デザイナー。儲かったんやろなあ、ウラヤマシィ。
 ということで、ドラゴンボールを7つ集めたのは他ならぬ鳥山先生自身なのである(しみじみ・・・)
コメント
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