物部の森

日常感じたこと、趣味のこと、仕事のこと・・・等々
日記風に書いてます。

南部ビジネススクール

2010年05月25日 | Weblog
 先週から、地区オリジナルの若手スタッフ向け研修が立ち上った。「ロジカル・シンキング」、「経営戦略」、「マーケティング」、「組織論」、「アカウンティング・ファイナンス」、「コーチング」をそれぞれ1日ずつ行う。
 特徴的なのは、それぞれの課目の講師を、外部から招聘するのではなく、すべて自前、管理者クラスのメンバーが担当する。外部の専門家は教えることにかけてはプロかもしれないが、どうしても型通りのカリキュラムになってしまう。一般論をさらっとやるのではなく、約20年間の会社経験を踏まえた上で、先輩が後輩たちに体験談や経験論も含めて教える、というのが趣旨である。ということで本企画の言い出しっぺである私が、オリエンテーションと初日の課目「ロジカル・シンキング」を受け持つ。「イイダーシッペ マスト ハブ リーダーシップ」である。
 カリキュラム構成については、MECEや問題解決演習みたいなものではオモシロくないので、「わが社のスタッフの仕事とは?」という主題でフレームワークをつくり、その局面局面で何をすべきか・考えなければならないかを、演習を通じて習得していくものにした。 直前の10日間ほど、かつて自分が受講してきた研修のテキストや、企画策定や思考力強化系の書籍など30冊くらいもう一度読み直して、オリジナルの1日研修のテキストと演習課題を4つ作成する。
 受講者は2年目から10年目くらいまでのメンバー。職場のメンバーや、前職で採用・教育で関わった人たちなので全員面識がある。最初は「何かよー分からんけど研修や言うて集められた」メンバーたちだが、普段同じ地区にいながら部が違うとあまり接することがないようで、この機会に横の交流もでき、自己紹介後は、皆積極的にディスカッションや演習課題に取り組んでくれた。
 終了後は食堂に集まり簡単な懇親会。「スタッフになりたてで疑問に思ってたことがほぼすべて解決できた」とか「近い世代と仕事の情報交換も兼ねながら受講できて刺激になった」とか「テキストをデータで下さい」(もちろん快諾)とか嬉しいコメントももらう。私自身もキャリアの振り返りや、わが社のスタッフのあるべき姿などを整理でき、非常に有意義であった。
 次回、Y氏の「経営戦略」、M氏の「マーケティング」と続く。作成途中のテキストや事前課題なども見せてもらったが、いずれもわが社を実例・題材にするなど、オリジナリティあふれる興味深いカリキュラムである。私自身も事務局の特権で色々と学ばせてもらいたい。次回以降も楽しみである。
コメント
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