『戦略人事のビジョン』(八木洋介・金井壽宏著、光文社新書)を読む。
伝統的な企業の人事が陥りがちな「継続性のマネジメント」を批判し、人事は「戦略性のマネジメント」を担う存在であると主張する。
NKK、日本GEで主に人事部門を歴任し、この4月からLIXILグループ執行役副社長を務める八木氏が、経験談や持論を展開し、各章毎に最後に金井氏が解説を加える。八木氏の実務家の視点を、金井氏の経営学者としての理論が裏打ちする構成になっている。GEの事例が中心だが、非常に参考になる。
少し前にある会合で八木氏と一緒になり、直接お話もさせてもらうことができた。なぜLIXILへ移ることにしたのか、という質問をすると、
「住設機器と、『清潔な空間を作る』ことにかけて日本は世界で一番優れている。これを世界に広げていけば、世界一の会社にすることができると思ったからです」
と明確な答えが返ってきた。しびれた。端から「世界一」を意識してる。視点が違う。
伝統的な企業の人事が陥りがちな「継続性のマネジメント」を批判し、人事は「戦略性のマネジメント」を担う存在であると主張する。
NKK、日本GEで主に人事部門を歴任し、この4月からLIXILグループ執行役副社長を務める八木氏が、経験談や持論を展開し、各章毎に最後に金井氏が解説を加える。八木氏の実務家の視点を、金井氏の経営学者としての理論が裏打ちする構成になっている。GEの事例が中心だが、非常に参考になる。
少し前にある会合で八木氏と一緒になり、直接お話もさせてもらうことができた。なぜLIXILへ移ることにしたのか、という質問をすると、
「住設機器と、『清潔な空間を作る』ことにかけて日本は世界で一番優れている。これを世界に広げていけば、世界一の会社にすることができると思ったからです」
と明確な答えが返ってきた。しびれた。端から「世界一」を意識してる。視点が違う。