物部の森

日常感じたこと、趣味のこと、仕事のこと・・・等々
日記風に書いてます。

JRと東武のWin-Winの関係

2015年03月06日 | Weblog
日光への鉄道の経路をネットで調べると、色々出てくる。浅草から東武で行く経路や、新宿からJRもしくは東武で行く経路、あと宇都宮を経由したりしなかったり。一番よく分からなかったのは、新宿から出るJR日光号が、乗り換えなしで終点の東武日光駅まで行く経路があることだ。また新宿から出るスペーシアも、東武東上線とは全く関係ない。恵比寿からなので、今回は新宿発のJRを利用した。JR日光駅と東武日光駅はすぐ近くだし、その電車は、てっきりJR日光を経由して最終東武日光まで行くのかと思っていたら、地図を見ても二つの駅は路線で繋がっていない。
現地に向かって初めて分かった。JR特急は栗橋駅から東武線へ乗り入れているのである。JR日光線があるにもかかわらず。なぜこんなことをしているのか、調べると色々と分かってきた。

【JRが抱えていた課題】
JR東北線から宇都宮駅経由でJR日光線に入る場合、スイッチバックしないといけない。距離も遠くなりしかも単線である。

【東武が抱えていた課題】
エリア開発している日光や鬼怒川への観光利用客を増やしたい。しかし特急の始発が交通の利便の良くない浅草である。

【解決策と双方のメリット】
新宿発のJR特急を、栗橋駅から東武日光線に乗り入れさせる。併せて東武スペーシアも新宿から同じ路線で走らせる。それによりJRは宇都宮を経由せず短い距離で直接日光(東武日光駅)まで行ける。東武は日光エリアに、東の浅草に加え、西の新宿・池袋から人を呼び込むことができる。

世界的観光地である日光へどれだけ人を呼び込めるかが両社にとってのカギだ。この相互乗り入れはWin-Winになっている。納得。
コメント (1)
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