多くの下山者と擦れ違いながら竜神平まで登り、まだ時間があったので更にそこから山頂まで脚を延ばすことにしました。山頂直下の山域は南国にしてはなおたっぷりの雪が残っていました。午後2時を過ぎた山頂にはもう登山者の姿はなく、それ以降も山中で登山者に出会うことはありませんでした。暫く眺望やコーヒーなどを楽しんだ後、アイゼンを装着して十字峠経由の直登ルートを採って下山の途に就きました。北面の急傾斜面の下りにはアイゼンが良く効きました。
↓ 雪に囲まれた竜神小屋を後にして山頂への道を採りました。
↓ たっぷりの雪の中に人気の山ゆえにはっきりとしたトレースが延びていました。
↓ 高度が上がるに従って雪はより深くなって行きます。山頂直下、空の青さが眩しく感じられました。
↓ 馴染のツインのブナです。深い雪のせいでいつもより随分背が低く感じられました。
↓ 山頂直下のブナの樹間に石鎚山の山塊が望めました。
↓ 他に登山者の姿のない静かな皿ヶ嶺山頂でした。気温は6.5℃程度と比較的暖かい日和でした。
↓ 山頂から望む四国カルスト大川嶺(1,525m)の大きな山体です。
↓ 雪を頂いた中津明神山(1,540.6m)がくっきりと見えました。
↓ 皿ヶ嶺三角点(1,270.5m)は完全に雪の下でした。
↓ 昨年10月16日の台風21号でなぎ倒された杉林は雪に覆われて一層痛々しい様相でした。お気の毒な限りです。
↓ 雪の十字峠
↓ 尾根筋の古ブナも深い雪の中でした。
↓ 引地山分れ
↓ 樹々が雪面に影を落として綺麗な縞模様を描いていました!
↓ 北面の急傾斜面の下りです。ここだけはアイゼンが必須です。
↓ アイゼンが雪面を砕く音だけが響く静かな森林公園の中の管理道を下って行きました。
↓ 凍って滑り易い登山道を下って水の元に帰着。ひと安心です。
↓ まだアイスバーン状態の林道を暫く歩いて車まで戻りました。