上蒲刈島の県民の浜で遇然に出会った友人から大芝島にも河津桜が咲くとの話を聞き帰路に寄ってみました。 大芝島は東広島市安芸津町の沖合に浮かぶ周囲6キロメートル程の小さな島で、本土とは全長470mの斜張橋・大芝橋で結ばれています。平地に乏しくみかん栽培や漁業が主産業のようです。〔3月6日(火)〕
↓ 大芝島の南斜面を巻く車道下の果樹園に数本の河津桜が植えられていました。まだ2~3分咲き程度でしたが、色彩の少ない季節ゆえにそれでも艶やかに見えました。その河津桜の枝越しに島の観光のシンボルの「ハート島」と呼ばれる小芝島が望めました。
↓ 河津桜のある南斜面から西方向を見るとと、グリーンピアせとうちのある安浦町の半島とその前面の島々が間近に望めました。その後背の島影は上蒲刈島、下蒲刈島です。
↓ 高台から南面の海を見渡してみました。直ぐ冲に浮かぶのは小芝島、その先に来島が浮かび、横一列に並ぶのは豊島、大崎下島です。
↓ 小芝島をアップで捉えてみました。潮が引くと海岸線がハート形に見えることから「ハート島」の別名を持っています。
↓ 2~3分咲の河津桜です。満開になれば島のこの一角はより華やぐことでしょう。
↓ 河津桜越しに小芝島を眺めてみました。背後の島影は大崎下島の一峰寺山(449m)です。
↓ 車道端には沢山の椿の樹が見られました。観光客を楽しませるために人の手で植えられたもののようです。花期はすでに晩期ですが、まだ鑑賞に耐え得るきれいな花も残っていました。
↓ こちらは真っ白な椿です。
↓ 島の中央部から島内の様子を観察しました。かなり険しい地形の島と言えるようです。島の方のお話では「10年先の島の様子が描き切れない」とのこと。この島でもミカン栽培の後継者不足が最大の課題です。海の向こう側は、大崎上島(左)と大崎下島(右)です。
↓ 島の北側の海岸から望む大芝大橋です。後方の高い山は野呂(839.4m)です。
↓ 本土側から見た大芝大橋です。通行料無料の農免道路橋です。
↓ 大芝大橋の橋詰に祀られていた「白寿観音像」です。