愛媛滞在中、スハマソウや陽光桜などを見た後、更に皿ヶ嶺登山口の上林森林公園へと足を延ばして春の妖精のひとつであるアワコバイモの花を探してみました。今冬多かった皿ヶ嶺の積雪も登山口ではすっかり消えており、遅ればせながらもアワコバイモが姿を現しても良いような雰囲気でした。〔3月18日(日)〕
↓ この日見ることが出来たアワコバイモ(ユリ科バイモ属)の花。花被片が閉じており、まだ幼い花のようです。
↓ 麓から仰ぎ見たこの日の皿ヶ嶺です。
↓ 水の元に車を停めて、まずはこの避難小屋の裏手に広がるお花畑を探すこととしました。
↓ お花畑は雪解け直後で山野草の芽吹きはまだ先のようでしたが、唯一ヤマアイ(トウダイグサ科)が芽吹いていてくれました。
↓ アワコバイモを見付けるまでに苦戦しましたが、お花畑の最上部の杉の木立の下に数輪発見出来ました。これは花被片が割れようとしている個体で、咲いてから幾分日数が経った花のようです。
↓ これも咲いたばかりの幼い花のようです。周囲に小さな一枚葉が沢山あったので、アワコバイモが本格的に芽吹いて咲くのはこれから先のようです。
↓ 水の元から樹林の中を抜けて上林森林公園まで登って行きました。園内も見上げた稜線部もすっかり雪が解けていました。
↓ 風穴の周りにも例年アワコバイモが姿を現すので探してみましたが、こちらではまだ一本も見受けられませんでした。風穴の中や周囲はまだ雪や氷で凍てついていましたので、ここに春がやって来るのはまだ先になるのでしょう!
↓ 皿ヶ嶺への登山道沿いの斜面も雪解け直後で、ヤマアイを除きまだ主だった山野草の出芽を認めることは出来ませんでした。
↓ 雪に埋もれていたシダ類は、まだ地面に張り付いたままでした。
↓ 皿ヶ嶺を仰ぐ里は春本番を思わせる満開の菜の花で彩られていましたが山上はまだ春が始まろうとしている時でした。彼此の気象条件の違いは如実です!