修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

四国附子(シコクブシ)は咲いているかナア!?

2020-09-25 06:18:29 | 散歩道

 タカネハンショウズルを訪ねた上林森林公園から皿ヶ嶺に登りたいところでしたが、残念ながら今回は時間がなかったのでそれは諦めて、許される1時間程の時間でここの北面の急斜面に開けているお花畑を歩くこととしました。主たる目的はもぅ咲き始めているであろう四国特有のトリカブトであるシコクブシ(四国附子、キンポウゲ科トリカブト属)に逢うこと。トリカブト以外にも多くの初秋の花々にも出会えました。〔9月22日(火)〕

↓ 沢山の花が集うように咲いたシコクブシに出逢えました。「附子(ブシ)」はトリカブトの中国名とのこと。

↓ 麓から仰ぎ見たこの日の皿ヶ嶺連峰の上空にはうろこ雲が広がっていました。

↓ この日シコクブシと共にお花畑の主役の座にあったのはハガクレツリフネ(ツリフネソウ科ツリフネソウ属)でした。


↓ お花畑の至るところで群落をなしてハガクレツリフネは咲き誇っていました。

↓ 名前の通りこのツリフネソウは葉の下に隠れるようにして花を咲かせています。ソハヤキ(襲速紀)要素の花で、南紀~四国~九州にだけ分布する花です。

↓ イシズチアザミ(キク科アザミ属)の花がかろうじて残っていました。

↓ お花畑の広がる皿ヶ嶺への登山道の沿道

↓ モミジガサ(キク科コウモリソウ属)の花も盛んに咲いていました。

↓ この日のお目当てのシコクブシは、昨年に比べて早咲きで登山道沿いにオンパレード状態でした。

↓ 四連休の最終日で、この花を目的にここへ来ている観光客の姿もありました。纏まって咲く稀有なところかも知れません!

↓ シコクブシと同じ仲間のレイジンソウ(キンポウゲ科トリカブト属)も咲いていました。

↓ オオバショウマ(キンポウゲ科サラシナショウマ属)を見付けることが出来ました。

↓ ヒカゲミツバ(セリ科カノツメソウ属)がまだ咲き残っていました。

↓ 風穴にオタカラコウ(キク科メタカラコウ属)が咲いていました。

↓ 上林森林公園から見上げた空にもうろこ雲が広がっていました。

 


タカネハンショウズル~上林森林公園

2020-09-24 07:28:33 | 散歩道

 彼岸の墓参での愛媛滞在3日目の昼過ぎに皿ヶ嶺登山口の上林森林公園(愛媛県東温市)に自生するタカネハンショウズル(キンポウゲ科センニンソウ属)を訪ねました。素晴らしい秋空が広がる一日でした。昨年まで専ら観ていた園内の一角の蔓がすぐ近くであった建物工事でかなり痛手を受けて殆ど花を付けていないことが分かり失望してしまいましたが、帰り際に新たな群落を見付けることが出来て失意から回帰することが出来ました。〔9月22日(火)〕

↓ 新たに見出した群落に咲いたタカネハンショウズルです。これから開こうかという蕾が沢山ありました。

↓ 早々に開花して白毛の束となった花です。間もなく白毛が開いて初老の姿に変身します。

↓ 新たに見出した群落はかなりの規模で、沢山の小さな花が咲き始めていました。来年以降もここに通うことが楽しみとなってきた感じです。

↓ 昨年まで見ていた生垣の高みでも間もなく開かんとする蕾を見付けました。

↓ 青空をバックに高みの蔓にぶら下がった蕾を見上げました。

↓ 上林森林公園のある皿ヶ嶺連峰の上空はこの日うろこ雲に覆われていました。


秋の彼岸も愛媛へ~彼岸花咲く沿道

2020-09-23 07:20:30 | 散歩道

 秋の彼岸も墓参に愛媛へ!しまなみ海道で瀬戸内海を渡り今治へ、そこから山越えの国道317号線で松山へ。その途中で
今年は遅れ気味と思える彼岸花のチェックに日浦(松山市)の集落に立ち寄りました。〔9月21日(日)〕

↓ 晴れ渡ったしまなみ海道の生口島橋を因島から生口島へと渡りました。この日のしまなみ海道は関西ナンバーの車が溢れんばかりに走っていました。

↓ この日の西日本は絶好の好楽日和でした。来島海峡大橋の上空にも青空が広がっていました。

↓ 日浦の石手川河岸でここでは見たことのない黄色の彼岸花に遭遇しました。これはショウキズイセン(ヒガンバナ科ヒガンバナ属)。

↓ ショウキズイセンは別名でショウキランとも呼ばれるようです。日本では四国から沖縄にかけで分布するようですが、日浦のこれは地域の方が植えたものと思われます。

↓ 日浦の石手川河畔の叢にヒガンバナ(ヒガンバナ科ヒガンバナ属)が咲き始めていました。例年はこの川岸を紅く染めているのですが、やはり今年の彼岸花の花期は遅れているようです!

↓ 河岸の畑の畔道で小さな塊を作って咲いているヒガンバナをやっと見付けました。周囲の株はこれから開花するようでした。

↓ 石手川の河岸には例年シロバナヒガンバナ(ヒガンバナ科ヒガンバナ属)が林立して咲いていますが、今年はまだ数輪が開花しているだけでした。

↓ シロバナヒガンバナは紅のヒガンバナと黄のショウキヒガンバナの交雑種といわれれています。今年の日浦にはこの一族郎党が勢揃いていました。


月下美人が咲きました

2020-09-22 06:53:00 | 

  我が家の月下美人(サボテン科クジャクサボテン属)が咲きました。友人から2年前に戴いていたものが初めて花を付けました。わが家では2代目に当たり、約20年ぶりに見る月下美人の開花となりました。一夜限りの名花の開花で、嬉しい特別な夜となりました。〔9月17日(木)〕

↓ この日の夕刻から開き始めて夜半に満開となったわが家の月下美人です。

↓ まだ小さな株ですが、小さな蕾があれよあれよと言う間に大きな花となって開花しました。

↓ 開花を始める頃から芳香を放ち始め、開花中に家の中にその香りが漂いました。急激に大きな花となること、それが一夜で萎んでしまうこと等と共に、この芳香は摩訶不思議な花と言えます。

↓ 開花した花の側面です。

↓ 花の中を覗き込むと、長く突き出た雌蕊とそれを取り囲むように絹糸状の雄蕊がびっしりと付いているのが確認出来ました。

↓ この日の夕刻に開き始めた時の状態です!


深入山グリーンシャワーを逍遥

2020-09-21 07:09:16 | 散歩道

 井仁の棚田から八幡高原への途次に深入山グリーンシャワーに立ち寄りました。山頂に向かう時間もないことから、この日も山の麓の南登山口界隈を散策しました。初秋を迎えて、平日ながらも駐車場には沢山の車が停められていました。〔9月15日(火)〕

↓ グリーンシャワーの駐車場脇に植えられたサルスベリ(ミソハギ科サルスベリ属)の花越しに深入山を仰ぎました。

↓ 初秋らしい落ち着いた佇まいが感じられる深入山グリーンシャワーの園地にはランチタイムを楽しむ訪問者の姿がありました。

↓ 初秋の光に明るく照らされたグリーンシャワーの芝生広場でした。

↓ ちょっと不安定な空模様でしたが、深入山上空の青空は秋の訪れを感じさせてくれました。

↓ 南登山口の周辺にはママコナ(ハマウツボ科ママコナ属)の花がまだまだ沢山咲いていました。

↓ オミナエシ(オミナエシ科オミナエシ属)の花もまだ残っていました。

↓ ツリガネニンジン(キキョウ科ツリガネニンジン属)の花もまだ沢山咲いていました。

↓ シラヤマギク(キク科シオン属)はもう最終盤、花芯はもう色彩を失っている感じでした。

↓ ワレモコウ(バラ科ワレモコウ属)はなかなかに花期が長い花です!

↓ ヤマハギ(マメ科ハギ属)が咲き揃ってきました。

↓ キキョウ(キキョウ科キキョウ属)の花がまだ残っていて驚きました。

↓ ノギラン(キンコウカ科ノギラン属)は晩期を迎えて十分に熟してきた感じでした。

↓ ススキの穂に彩られた深入山の景観とは将に初秋!