（無題）

その国

その地域

その生活場


それぞれの

フィールドにおいて

奉られてきた神の御名


地球学での網羅では

析出できないが


生きた宇宙学の解析では

歴代の個々諸事情に至るまでの

しがらみが透けて観えてくる


地球学を卒業し

時空間（層）の連綿たる繋がりを

丸ごと重層透過致せば


標（しる）される御名に集約不可能な

その真の御姿を

それぞれの命の中心に

観るだろう

もっとリアルに完璧に

迷い多き世。


「迷うでない」と言われても

言い聞かせても

知らず知らずに心の奥底は

迷いの波に揺られ揺られて

正しい判断を曇らされているもの。


では

そんな時どうするのか？

「疑い迷い心配心…を断て」と自らに言い聞かせ

『洗心』する…。

それができないから多くの善良なる人々は

表面では笑っても奥底で迷い苦しむのである。


まだまだ

地球学の波長で地球学の悪習慣を矯正しようと

二重の足枷を無意識に装着していないか？

表層波で対処・処理している限り

幾ら素晴らしい理想波長を擁こうと

深層の理念波に直接共振することは出来ない。


もっとシンプルに

もっとイージーに

強く正しく明るく


わたしたちの生命体を育み

わたしたちの惑星を慈しみ

わたしたちの大宇宙を進化させる

宇宙創造神の根源波に

物理現実よりももっとリアルに

完璧に擁かれることだよ。

まずは

地球学社会の「適合＆発達障害」は

何ら心配するに及ばない。


無理な適合を図るより

地球学波長の囚われを脱し

宇宙学波長に精通できるようになれば

それでよい。


だが

ほとんどの人々が

地球学波長で地球学を征しようと

『宇宙の理』を無視した努力をしている。


それでは永久に地球学波長を

立体透過できない。


まずは

基礎的な『洗心』に鋭意傾注し

大自然・大宇宙の圧倒的な情報層を

感知することである。

これから

嵐の前夜

蛾が迷い込んで来た。


蛾にしては珍しい

天鵞絨（ビロード）の翅だ。


追い出す考えを改め

そのまま

窓辺に放置した。


一昼夜

彼の姿を見なかったが

嵐が去り

窓を開けようとすると

どこからともなく現われ

優しく手元に触れた。


緊急避難のお礼のつもりなんだろうか


蛾のような小さな生命体にも

自然に通い合う心がある。


この時空間は

まだまだ捨てたものじゃないし

これから

大きく素晴らしく変容するだろう。

現実

言葉の意味を

わかってもらうことは

それほど重要ではない。


地球学の参考書など

掃いて捨てるほどある。


掃いて捨てられるものほど

寧ろ価値があるというものだ。


本質次元の創造には

地球学波長では役に立たない。


「宇宙学波長に切り換えよ」と

天は喚起を促せども

言葉の意味論ばかりが飛び交い

波長そのものの相違が判別出来ず

『洗心』が空回りしているのが

悲しいかな

地球人群衆心理の現実である。