ほっぷ すてっぷ

精神保健福祉士、元新聞記者。福祉仕事と育児で「兼業」中。名古屋在住の転勤族。

ついでに近況報告

2008-11-29 22:53:23 | Private・雑感
◆近況報告

 手帳を見てみると、10月はインタビューものがいくつかあって、あまり経験のない私には難しかった。四日市に住む外国人、万古焼きの若手アーティスト、秋の褒章を受章した鍼灸医など。

 11月は事件が多かった。障害を持った38歳の娘を母親が絞殺し、自分も自殺をはかる事件があったり、鈴鹿の小学校で6年生が3階から落ちたり、59歳の娘が同居して介護していた母親を、頭をつかんで床にたたきつけ、死なせたまま家に2ヶ月放置していた事件が発覚したり、鈴鹿では(三重県で史上4件目という)誘拐事件があったり。
 ひとつの事件を抽象的にとらえ、社会問題にするほどの知識や力量がない。それに、それほど単純じゃない。「ライフワークを持たない新聞記者はワイドショー記者とかわらない」と、初対面だった医療裁判の被告弁護士に言われた言葉が頭にひっかかっている。

 石油ストーブも買ったし、もうちょっと早く家に帰って本でも読みたい。仕事もできることはたくさんあるはずだし、「論より証拠」、戦略を立てなければ、、と思いつつ。最近、休みが週1なので余裕がないや。洗濯して掃除して、買い物行って新聞読んで、お風呂に入れば(ほらこうして)終わってしまう。せめて週2日の休みがあればなあと切に思います。

 写真は、11月8-9日で行った、ミズガキ山。頂上についたとたん雲が開け、赤く染まった山々があらわになる(しかも私たちが見た30分間のあとは、また真っ白の世界に戻ってしまった)という神秘的体験がとっても気持ちよかった。標高2200mくらいだったかな。1100mくらいの鈴鹿山脈とはやっぱり違う、身を切るような寒さときりっとした緊張感のある景色。そしてやっぱり彼女は素晴らしい相棒だとこっそり再認識もしました。

 冬は、何をして遊ぼう。9-11月はなんだかんだでけっこう遊びに出かけたし、冬は頭を肥やすために費やそうかなと思います。

もうすぐ四日市市長選

2008-11-29 22:48:18 | Public
◆政策論争をしない選挙の帰結

 明日の四日市市長選投開票を前に昨日、ある候補の「大決起集会」を覗いてみた。選挙集会の類に顔を出すのは初めての経験だ。

 市の中央にある文化会館。コンサートや舞台で使われる大ホールで、二階も合わせて1600人入る。ほぼ終盤の午後7時半、扉を開けて中に進み、振り返って「入り」を確認するとほぼ満席だった。月末の金曜の夜、暇でもないだろうに足を運ぶ彼らは、一体誰なんだろう。

 当陣営の事務局長が「感謝とお願いを申し上げます」と挨拶している。候補を前に「これまで、自民党にも民主党にも、助けを請うことなく、無所属でがんばってまいりました。ここでまた新たにみなさんにお願いしたい。あと2日あります。1日5票、2日で10票。周りの方にお願いしてもらえませんか」と叫ぶ。

 「政党の援助を受けないということが”売り”になる日本の選挙っていいのだろうか」

 実際にはこの候補は、長年自民党会派で県議員を務めてきた「自民系」。支援者も建設業界が多く、現市長の堅実行政(公共事業が少なかった)に苦しんできた建設系中行企業の心をがっちりつかんでいる。それでも声高らかに叫ぶは「無所属」。

 市長は政治家というより、行政トップだから、政策論争でなく人柄を押す選挙戦でいいのかもしれない。その帰結が「政治ってうさんくさい」ってことなのではと帰り道に思った。

 政策論争をしない
 →人柄を訴える感情的選挙and同時に(こっそり)利害関係者に利益誘導政策
 →知識人は選挙に「参加」しない
 →参加するのは利害関係者と「人情論に心揺さぶられてしまった人」
 ・・・≒「いかがわしい宗教にものめりこみそう」と思わせるようなうさんくさい感じの人

 だから、日本で「選挙活動」って否定的な、敬遠されがちな存在になってるのだろう。政治家が政策論争をしないことの帰結はけっこう重大なのではないかと思う。

藤原岳

2008-11-03 09:25:48 | Private・雑感
最近の相棒。おとといは一緒に藤原岳に登って来ました。
前日は2時まで飲んでて、8時起き、会社に車を取りに行って
名古屋から来る彼を近鉄富田駅で拾って10時半、三重県いなべ市、聖宝寺。

9月の豪雨で坂本谷道はバッテンがついてた。
裏道を行ったら、4合目くらいのところで
道を失い、文字通り「道なき道」、「方向性なき杉の斜面」を登り、
「どちらかといえば左のはず」なんて話しながら
変わっていく植生の中を駆け登りました。

杉林から雑木林になっても、道らしきものはなく、人もなく。
迷い始めて30分ほどして「ロープがあった!人工物!」なんて言いながら
道らしき道に復帰しました。
「やまのぼり 道なき道は 楽じゃない」

登り2時間半、下りはびっくりするほど早くて1時間。
標高が1100m弱なので、まだ紅葉はしてなかったけど
ほんとうに気持ちの良い空だった。
きれいな空気の中で、自然と有酸素運動が出来るんだから
登山って一石二鳥。

帰りは菰野、湯ノ山温泉近くの「片岡温泉」。
すこしとろっとした源泉のかけ流しで、先日のいなべ阿下喜温泉より、よかった。
季節も少し冷えてきて、温泉は格別のご褒美です。

彼を駅まで送り、私は支局へ。
新聞を読んで、その日出勤だった先輩と焼肉を食べて帰りました。

なんだかうまく出来た一日だった。
素晴らしきは秋の空。

一日仕事したあとの曇った今日は、映画と買い物と掃除と洗濯に当てましょう。
ときどきはまじめなブログも書かないとなあ。