1923年の建国以来、「政教分離」を原理原則、変更不可能な条文として
憲法に盛り込んで、西洋化、民主主義徹底を図り、
経済発展が順調なトルコ。
最近の経済成長率は7%とか。
そんなトルコで最近、イスラム教政党が支持を集め、
政権をとるという事態になっている。
2007年の総選挙で、イスラム系政党・公正発展党(AKP)の圧勝。
これは、よく言われる「ナショナリズム」みたいなものなのか?
―――NHKスペシャル「沸騰都市・イスタンブール」を見て思った。
これはもしかして、日本で起こっていることと元は同じではないかと。
経済成長重視で、底辺層の庶民、貧民に施策―――社会保障政策―――の行き渡らない
国に対する反発、というものだ。
宗教への支持は、彼らの「施し」に需要があるということ。
「施し」への需要があるというのは、経済格差があり、それを国がカバーしていないということ。
同様の宗教需要が紹介された記事が、今朝の中日にもあった。
「いったい政府が何をしてくれた?
ムスリム同胞団が助けてくれるなら、
オレはいつでも支持する」
カイロでは、食料価格高騰もあって政府による「補助金パン」が不足。
原理主義団体による食料提供活動が活発になっている、という記事だ。
食料危機で得をするのはヒスボラ。
貧者救済の資金を、イランから好きなだけ集められる、とも。
イスラム教の、ヒスボラの援助がもらえない日本はどうすればよいのか?
それなら一層、政府を利用しなければならなくなる。
政策・制度を利用した「共助」、すなわち社会保障政策で
金持ちから援助してもらうのだ。
それを、日本では誰も訴えない。
民主党も、共産党も。
この間、社内の67歳のおじ(い)さんと政治の話を振られて、
「今選挙があったら、あなたはどこに投票する?」と聞かれた。
「うーん、民主党といいたいけれど、民主党はイマイチなことしか言ってないし。
選挙区次第ですかねぇ、自民党なのかなぁ」
と答えた。
「○○さんはどうしますか?」
「わたしは絶対民主党だね。政権交代しなくちゃだめだ。
小泉政権で日本はおかしくなってしまった。」
この言葉を聞いて、考えてみた。シンプルに。
小泉政権がおかしかった、それが貧困者を作った、という認識がある。
で、小泉政権が何をしたかといえば「小さな政府作り」だった。
それに異を唱えて、民主党に投票しようという。
でも、彼らが唱えているのは、「もっと小さな政府」。
子供のいる家庭への補助金や年金制度の充実など、
「生活が第一」と言っているけど、彼らはそれにかかる財源を
「行政の無駄を省く」ということだけでやると言っているのだから。
おかしいでしょう。
もっと小さな政府にすることで、大きな政府を作る?
おかしいこと言ってるぞ、とせめて新聞社くらいには言ってほしい気がする。
この中日春秋は、うんうん、と思ったけど
http://www.chunichi.co.jp/article/column/syunju/CK2008062802000086.html
その日の社説は、「無駄は必ず潜んでいる」とか言って
ただの単純な政府批判だ。
http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2008062802000088.html
先生のうけうりばかり並んだ気もするけど、
でも、そういうことなんだと思う。
「仕事をすると、視野がすごく広がるよ」
と先輩が言う。
さあどう変わるだろうか。
「やっぱり年金からの保険料天引きはおかしい」と
思うのだろうか?(そんなのやだなぁ)
・・・
追伸
日が昇った。
4時半、久しぶりに見る日の出。
東に面した、アパート2階のベランダからは
ばっちり正面にそれを見られる。
昨夜どっさり雨が降ったから、きれいな空気の中から出てきた。
やっぱり、3連休は千葉に帰ろうかな。
それで、また麻生さんと、九十九里浜に朝日を見に行こう。
・・・昼間に寝すぎて、「つい」徹夜してしまったけど
今日は2時出勤だから大丈夫でしょう。
憲法に盛り込んで、西洋化、民主主義徹底を図り、
経済発展が順調なトルコ。
最近の経済成長率は7%とか。
そんなトルコで最近、イスラム教政党が支持を集め、
政権をとるという事態になっている。
2007年の総選挙で、イスラム系政党・公正発展党(AKP)の圧勝。
これは、よく言われる「ナショナリズム」みたいなものなのか?
―――NHKスペシャル「沸騰都市・イスタンブール」を見て思った。
これはもしかして、日本で起こっていることと元は同じではないかと。
経済成長重視で、底辺層の庶民、貧民に施策―――社会保障政策―――の行き渡らない
国に対する反発、というものだ。
宗教への支持は、彼らの「施し」に需要があるということ。
「施し」への需要があるというのは、経済格差があり、それを国がカバーしていないということ。
同様の宗教需要が紹介された記事が、今朝の中日にもあった。
「いったい政府が何をしてくれた?
ムスリム同胞団が助けてくれるなら、
オレはいつでも支持する」
カイロでは、食料価格高騰もあって政府による「補助金パン」が不足。
原理主義団体による食料提供活動が活発になっている、という記事だ。
食料危機で得をするのはヒスボラ。
貧者救済の資金を、イランから好きなだけ集められる、とも。
イスラム教の、ヒスボラの援助がもらえない日本はどうすればよいのか?
それなら一層、政府を利用しなければならなくなる。
政策・制度を利用した「共助」、すなわち社会保障政策で
金持ちから援助してもらうのだ。
それを、日本では誰も訴えない。
民主党も、共産党も。
この間、社内の67歳のおじ(い)さんと政治の話を振られて、
「今選挙があったら、あなたはどこに投票する?」と聞かれた。
「うーん、民主党といいたいけれど、民主党はイマイチなことしか言ってないし。
選挙区次第ですかねぇ、自民党なのかなぁ」
と答えた。
「○○さんはどうしますか?」
「わたしは絶対民主党だね。政権交代しなくちゃだめだ。
小泉政権で日本はおかしくなってしまった。」
この言葉を聞いて、考えてみた。シンプルに。
小泉政権がおかしかった、それが貧困者を作った、という認識がある。
で、小泉政権が何をしたかといえば「小さな政府作り」だった。
それに異を唱えて、民主党に投票しようという。
でも、彼らが唱えているのは、「もっと小さな政府」。
子供のいる家庭への補助金や年金制度の充実など、
「生活が第一」と言っているけど、彼らはそれにかかる財源を
「行政の無駄を省く」ということだけでやると言っているのだから。
おかしいでしょう。
もっと小さな政府にすることで、大きな政府を作る?
おかしいこと言ってるぞ、とせめて新聞社くらいには言ってほしい気がする。
この中日春秋は、うんうん、と思ったけど
http://www.chunichi.co.jp/article/column/syunju/CK2008062802000086.html
その日の社説は、「無駄は必ず潜んでいる」とか言って
ただの単純な政府批判だ。
http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2008062802000088.html
先生のうけうりばかり並んだ気もするけど、
でも、そういうことなんだと思う。
「仕事をすると、視野がすごく広がるよ」
と先輩が言う。
さあどう変わるだろうか。
「やっぱり年金からの保険料天引きはおかしい」と
思うのだろうか?(そんなのやだなぁ)
・・・
追伸
日が昇った。
4時半、久しぶりに見る日の出。
東に面した、アパート2階のベランダからは
ばっちり正面にそれを見られる。
昨夜どっさり雨が降ったから、きれいな空気の中から出てきた。
やっぱり、3連休は千葉に帰ろうかな。
それで、また麻生さんと、九十九里浜に朝日を見に行こう。
・・・昼間に寝すぎて、「つい」徹夜してしまったけど
今日は2時出勤だから大丈夫でしょう。