うすうす皆さん感じていることだと思うが、「長女」「次女」「長男」などの言い回しはあまり意味がなく、情報として片手落ちなのでやめてはどうか。第一子、第二子、というのがもう少し角ばっていない言い回しでできないものか。
私自身は3人兄弟の第一子で長女だが、弟は第二子で長男。男の中で一番上という情報より、第二子(3人兄弟の真ん中)ということの方が意味のある情報である。男女で分けて、男の中の何番目か、女の中の何番目か、など取り立てて使うことのない情報である。
この「続柄の書き方」の問題は、ささっと検索した中ではあまり盛り上がっているテーマではないようだが、日本の戸籍制度と、長男が家督を継ぐという(過去の)文化に根差しているようである。社民党の福島瑞穂氏が国会でこのように質問した記録も出てきた。
「現行の戸籍における続柄記載については、かつての住民票の続柄欄における差別記載と同様の疑問を感じるところであり、以上の観点から、次の事項を質問する。
一、戸籍の続柄の記載はなぜ必要であるのか。その合理的な理由を明らかにされたい。
二、「長男」「次男」「長女」「二女」などの出生順を区別する続柄の記載は、法律・行政上必要不可欠なものであるのか。その理由も明らかにされたい。
三、二と同様に、双子や三つ子についても「長女」「二女」などと出生順の区別をする法律・行政上の必要はないと考えるが、どうか。
四、仮に、戸籍の続柄の記載をやめ、性別記載のみにした場合、法律・行政上、支障が生ずるか具体的に明らかにされたい。
五、国連規約人権委員会、子どもの権利委員会による婚外子に対する差別法制度の撤廃を求める勧告をどう受け止め、改善しようとしているか、明らかにされたい。」
一、戸籍の続柄の記載はなぜ必要であるのか。その合理的な理由を明らかにされたい。
二、「長男」「次男」「長女」「二女」などの出生順を区別する続柄の記載は、法律・行政上必要不可欠なものであるのか。その理由も明らかにされたい。
三、二と同様に、双子や三つ子についても「長女」「二女」などと出生順の区別をする法律・行政上の必要はないと考えるが、どうか。
四、仮に、戸籍の続柄の記載をやめ、性別記載のみにした場合、法律・行政上、支障が生ずるか具体的に明らかにされたい。
五、国連規約人権委員会、子どもの権利委員会による婚外子に対する差別法制度の撤廃を求める勧告をどう受け止め、改善しようとしているか、明らかにされたい。」
このテーマの問題意識としては、婚外子が、戸籍上の「続柄」欄に「男」「女」などと記載されることに対して差別的だ、というのがあるらしい。現在の対応法としては、「男」→「二男」などに変更できるとのこと。上記福島氏は、そもそも二男、とか三女、とかいらなくないか?という立場のようだ。
私もその立場をとりたい。ではどういう言い方だとしっくりくるのか。私もこのブログや、子育ての話題で書いているこっちのブログ
でも「7歳長女」「5歳次女」「2歳三女」と書くことが多い。
それはまた研究課題(?)とする。