ほっぷ すてっぷ

精神保健福祉士、元新聞記者。福祉仕事と育児で「兼業」中。名古屋在住の転勤族。

長女の誕生日などのことを

2017-10-31 05:37:53 | Private・雑感
最近のこと…徒然に。

昨日は長女の誕生日
平日の誕生日では夕食のメニューに迷うところ(時間もかけられないし)。でも週末とかに便宜的に移すと、保育園ですでに誕生日会をしていて「もう4歳」と思っている彼女が、どの日が誕生日なのか混乱をさらに増してしまうかと思い日付はそのままに。
からあげ、オムライスケーキ、前日のサラダ、朝の味噌汁で。プレゼントはスカート風パジャマとワンピース(最近「ズボンは男の子」と言ってはきたがらないので)、手作りの手帳(100均のA5バインダーにぬりえやシールや色紙など挟んだもの、けっこうウケが良かった)、祖父母から自転車とブロック。ほんと、長女は恵まれているなぁ…。私も長女です。

雨の週末
雨の弱い午前中、ワンオペの日。どうにもこうにも家の中では持て余し、1歳にはレインコート、4歳には傘、で散歩に。1キロほど先のスーパーへ。その横のドラッグストアでミッキーの絵が書いてある入浴剤を買う。雨が強くなってきた帰りは、仕事中の夫の車を呼びつけ(散歩に出る前から手配済み)、車で帰宅。夕方の夕飯前、そのミッキーのおかげですんなり子ども2人とお風呂に入れた。最近は長女が「ご飯食べてからがいい…」と言って譲らなかったのだが。雨の中散歩行ってよかった!と心底思いました。

台風21号
伊勢市は排水に難あり。川が多く、川に流れるべき水路も町中にある。で、山もけっこう町中にせり出しているから、水路が素直な配置ではなく無理がある箇所がいくつもあるんだろう。道路も微妙な高低差がある箇所があり、水路があふれたり道の大きな水たまりで実質通行止めだったり。身近に床上浸水被害があり、床上浸水の怖さ、めんどくささ(その後の掃除など)を実感しました。

市議会議員選挙
台風22号が接近する中にあった、衆院選翌週の市議会議員選挙。現職は全員当選。落ちた4人は全員新人。こういう傾向は土地色ありますね。
現職に厳しくない土地。何やってるか知らないから?というのもあるが、何も期待してないから、というのもあるのでは。通った人たちは、多分自分の地域や組織に地盤があるのだろう。そういう地盤に属さない有権者は、市議会議員(伊勢は30人)が何やってるか、誰がいるかなんて本当にわかりませんね。今回の投票で一応名前を覚えた人もいるので、待機児童問題とか、働きかけてる人がいたらチェックしたい、という気持ちはあるが、四年後は伊勢にいないんだろうな。

コウノドリ
連ドラも観ているけど、漫画も全巻揃えている。毎回身につまされる。妊娠出産産後、というすごく特別な激動の時期を、女性の多くが通ってきて、共有できる。マタ旅が批判されているけど、2人目の妊娠時期、8ヶ月くらいのときに車で2時間弱の温泉宿に行った。「飛ばせば1時間半の距離だし、これはマタ旅じゃない」と言い聞かせたっけ…。上の子供が2歳だと、家ではにっちもさっちもいかなくなってエスケープしたくなりますよね。何もなくてよかったけど、あれは良くなかったなと思います。

「自立」乱用の福祉と教育の現場

2017-10-28 05:32:14 | Private・雑感
おととい、特別支援学校というところに行く機会があった。校舎の中まで入って見学するのは2回目。特別支援学校は、障害のある子どもたちの学校だが、知的障害、肢体不自由、聴覚障害…などと分かれていて、昨日のところは肢体不自由の特別支援学校。

肢体不自由の子は、脳性麻痺や内部疾患で、体が支えられない、加えて手などの動きが制御しにくい不随運動があったり、知的障害があったりして排泄や食事も介助の必要な子も多い。七割が車椅子利用だった。

結果、子ども(小、中、高)50人に対し、先生55人。オムツ替えも先生。いつでもどこでもオムツ替えができるように目隠しの衝立がいろんなところに置いてある。授業中も車椅子の斜め後ろくらいに座り、表情や反応を見たり、動きを促したり、声をかけたり、代わりに手を動かして工作をしたりしている。

廊下に学校の取り組みをたくさん模造紙にまとめて貼ってあるのだが、「自立に向けてのキャリア教育」をさかんにうたう。さて、自立ってなんだろう。この自立という言葉、福祉業界ではそこここに出てくる。児童養護施設でも、小学生にも「自立支援計画」、精神障害者の医療費助成が「自立支援医療」、そして肢体不自由の子どもたちも自立を目指す、という。「自立活動」という授業分野もあり、国語算数理科社会、以外を全て含むようですが、もう日本語的にも意味不明。自立した活動なのか、自分で立つ活動なのか、自立のための活動なのか…。

果たして私は自立しているのか?自立というと、私の元来のイメージは、自分の稼ぎで生活を成り立たせて精神的にも他者に依存せず生活を回していける、というような感じ。現在は、収入は自分の分だけで生活していないし夫の収入をあてにしているし精神的に他者に依存してはないけど子どもたちからは依存されていてそれは時々きつく感じる時もある。さあ、自立しているのか?

特別支援学校の子どもたち。自分で立ったり、排泄や食事も自分ですることは今後も難しいかもしれない。でもそれは病気や障害に原因があって怠けているからでも能力を使い切ってないわけでもない。できない部分を適切に人手や器具のサポートを使って生活を成り立たせるのが自立だとしたら、それは今すでに自立しているのではないのか?「自立に向けて」という言葉使いからは、「今は自立していないが」という前提が読み取れるのだが…。

こういう定義が曖昧で、なんとなく威圧的な言葉を業界内にうようよさせないでほしい。精神疾患で自立支援医療の助成を受けている人でも、生活はよっぽどうまく成り立たせている人はたくさんいる。「精神科医療費助成」でいいのでは。

業界用語を多用していろいろと解説することの多い仕事ではあるけど、無自覚に定義のよくわからない言葉は使いたくないし、折を見てツッコミを入れていきたい。

※参考 デジタル大辞林
「自立」とは
1 他への従属から離れて独り立ちすること。他からの支配や助力を受けずに、存在すること。「精神的に自立する」
2 支えるものがなく、そのものだけで立っていること。「自立式のパネル」

ストレスのたまる個人演説会

2017-10-21 05:39:40 | Private・雑感
選挙戦終盤。今日、投票に行こうと思っているけど、投票先が決まっていない。特に比例。今や政党って体をなしているかどうか怪しいし、候補者の思想の凝集性がないので、党の考え方で選ぶこともできない。

昨日、機会があって、夜にある候補者の個人演説会へ行って来た。5時退社→保育園お迎え→ファミレスでごはん→演説会場。
候補者が話をする前に、県議やら支援組織の事務局長やらが応援演説し、最後に候補者が話をする。でもまあ、政策というより現政権批判と、いい人アピール(貧しい家庭に光を当てます!みたいな)ばかり。感情論ばかりで方法論を出さない。光をどう当てるのか、何をゴールにするのか。働く機会を増やすのか、生活保護を緩和するのか、生活困窮者制度を拡充するのか、その予算をどこから持ってくるのか。

ちらしには、「消費増税は凍結」「中小企業の社会保険料拠出を減免」と並列して書いてある。じゃあ年金や医療に出すお金を減らすんですかね?すなわち年金減額、医療の自己負担割合増、をやるんですかね?そこまで考えてよ、提示してよ。

感情論を聞くのはうんざり、性に合わない。質問のできない大きな、というか告示後の演説会に行く意味はあまりないなと思った。選挙戦になっていない平時に、ガンガン質問してやりたい、という欲求が生まれてきました。ストレスのたまる経験。投票先も決まらないし…。

今回の選挙は、もう政策とか政党とか目をつぶって、少しでもまともな人間を選ぶしかないのかな。それはそれで、苦手な分野だし、やる気の出ない作業です。

離婚の理由になりうる「育児からの逃げ」

2017-10-09 14:32:23 | Private・雑感
三連休初日は、長女の保育園の運動会が雨で延期に。散歩がてら、伊勢まつりに行って帰ってきて、子どもたちが寝ている間に、裁縫をしながら「この声を君に」というNHKドラマを観ていた。3回分くらい一気に。主人公の竹野内豊は、小学生の子ども2人と妻が、急に家を出て行って離婚を言い渡されるのだけど、その理由が分からない、という設定。

その竹野内豊の夫ぶりが、確かにひどすぎて「私でも離婚するわ」という、イライラ感が伝播してしまって今に至る。専業主婦の妻(ミムラ)が、離婚の理由として挙げたシーン。

家事を一切やってくれず、「子どもをお風呂に入れてくれない?」と頼むと、竹野内が「りゅう(小1の息子の名前)、お風呂に入るのお父さんとお母さんどっちがいい?」と聞き、「お母さんがいいんだって」と、その頼みを姑息に断る。
牛乳をこぼした息子が泣いて、「泣かないの!着替えをして早く用意して!」と怒る妻に、「そんなにヒステリックに母親が怒って、子供に精神衛生上よくないにきまっている」と正論で見下す。

「あなたは育児からずっと逃げてきた」と妻。それができてしまうのは、妻が限界まで頑張ってしまうからなのだが、こういう男はいるだろうな、十分離婚の理由になるな、と思いながら観た。脚本家の個人的な怨念さえ感じた。

物語としては楽しめて、柴田恭平が好きなので楽しみにできそうなドラマ。竹野内豊が、いろいろなもののたすけで成長したとしても、妻と復縁してほしいかどうかは微妙だけど。

「市民」って誰ですか?

2017-10-03 04:34:56 | Private・雑感
最近、思うこと。

新聞を作る人よ
小池百合子が「排除します」と言っているからといって、新聞まで「排除」という単語を使わないでほしい。普通に、「公認しない」というだけ。事実が大げさになり、踊らされている感じがある。

市民連合の人よ
安保法案廃止を訴えるのはいい。訴える中で、「民進党と希望の合流のとき、『市民』の声を聞かなかったのは許せない」「市民の声を聞いて」とか、曖昧なこと言わないで。市民って誰?市民の声を聞くって、パブコメでも募集しろってこと?あなたたちと会談すれば市民の意見を聞いたことになるの?

言葉を曖昧に、適当に、ほぼ誤って使うから、新聞も市民連合などの左派も、知識層から嫌われるのだ。政治は、報道は、言葉ひとつひとつの積み重ねだなと感じている。混迷して先が見えないときだからこそ、その人の言葉の地力が分かってしまう。