娘は昨日で生後7カ月、朝5時ごろから転げ回ったり、人に抱きついたりするようになり、生存能力が少し上がってきました。そして私は来週から仕事に復帰です。勤務地を東京から名古屋に移してもらい、名駅前の営業所を拠点に、ひとり名古屋編集部の仕事が始まります。
当初、育休はなんとなく子どもが一歳になるまで…と思っていました。育休制度やほかの制度利用者に引きずられて。でも、条件が揃えば、生後3ヶ月程度で復帰は可能だなというのが実感。事実、ベトナムでは(確か)産前を含めて4ヶ月→時短復帰、という制度だったし(最近6ヶ月になったはずですが)、ほかのアジアの国も産前を含めて3、4ヶ月が普通で、時短の法制度はない。オランダだって産前含めて4ヶ月。
http://toyokeizai.net/articles/-/13268?page=3
一般論として日本の女性は休みすぎです。女性のキャリアアップが難しくて当然。女性の休業がもし3、4ヶ月なら、会社も穴埋めに悩まされることが少ないだろうし、女性も第二子、第三子を考えやすい。出産の高齢化が進む中では大きな意味があります。(確かにベトナムなど、同居の実母、義母らが面倒見てくれる場合が多いという事情もあるかもしれませんが、その代わりに日本の多くの保育園は生後2ヶ月から預かってくれています。)
でも、日本女性が怠けている、とうわけではない(以下、一般論として)。「条件が揃えば」と書きましたが、その最大の条件はパートナーの労働時間だと思います。労働基準法通り、一日8時間、週休2日、もしくはそれに近い働き方なら、女性側が産後3ヶ月くらいで復帰できたり、時短や、理想としては週休3日か4日働く、ということが可能な家庭が多いと思います。でも、そんな働き方ができている男性がいない、もっと言えば、そんな働き方を目指してさえいない男性が多いわけです。
「うちの奥さんは専業主婦希望だから」と言う人もいるかもしれませんが、そりゃ、ピーピー泣く幼子と、夫が帰ってくる夜10時、11時まで、14時間も15時間も2人きりなら、体力も使うし、外で働く自信がなくなること請け合いです。正直、専業主婦は大変過ぎて、私には出来ないわ…と思います。
ほかの条件は、まあ保育園などは、状況改善を願うばかり。そりゃあうちの子は、夜泣きもほとんどせず、一晩で一度起きるか起きないかだし、女の子だから男の子よりだいぶ大人しく、だから余裕持ってこんなこと言えるんだろうと思います。
それに、復帰してから「やっぱり超大変」と泣くことになるかも。だから話半分に聞いてもらってよいのですが、同世代の男性方にこれだけは言いたい。あなたの長時間労働が、少なからずパートナーの社会的な自信を無くさせているんですよ、と。
・・・とここまで、一気にFacebookに(勇気をもって)書き込んでみたところ、全然反応なしで腰抜けというか、やっぱりというか。反応を期待していたのだけど・・・、「名古屋ですか、ランチ行きましょう!」みたいなコメントがあるだけ。Facebookは、「いいね!」と単純に言えるようなことしか漂わない空間。ほとんど得るものはないのに、抜け出せない空間・・・。さて早く寝ようっと。ドキドキの初日に限って、彼が今夜から泊まり勤務で明日の朝はいないという不運。
ごちゃんねるの愚痴スレ?のような所に書き込んだら、古い女とすごい批判が集まり、嫌になりました。
結局、日本の女性全体の雇用や活躍のチャンスが失われていくように思うんですけどね。
そんなに批判されても私の考えも変わらないし、結局、妊娠出産は人により家庭により選択が様々すぎて、もう死ぬまで分かり合えないかもと思いました。嫌な気持ちだけ残るのなら、もう話題にしても仕方ないのかな。
仕事そのものがハードすぎて出産育休のときにはもう息切れ状態で、そもそももう働きたくない、という人も多いかもしれませんね。それはまた別の労働環境問題ですね。