ほっぷ すてっぷ

精神保健福祉士、元新聞記者。福祉仕事と育児で「兼業」中。名古屋在住の転勤族。

私、結婚できないんじゃなくてしないんです

2016-06-18 21:36:14 | Movie
映画のカテゴリーで書きますが、連ドラ。アラフォー(39歳)の女医が婚活するこのコメディーも、後半から見てました。昨日が最終回。

恋愛指南役の藤木直人は、今まで演技がうまいと思ったことはないのだけど、今回ははまり役で素直にカッコイイと思えた。ほかの男性陣も目の保養に。

主人公の中谷美紀と、芸人の徳井なんとかが、高校時代の同級生として再開して恋から結婚へ、という感じになるのだけど、この徳井がなかなか踏み切れないし、踏み切ってプロポーズしたあとも、彼女に「藤木直人のところに行って自分の気持ちを確かめてこい」と言ってしまう。
商社マンで服のセンスもよくてバツもついていない徳井。大学時代の友人男子をふと重ねてしまいましたね。高学歴でセンスよく、感じも良いが、相手が定まらない。

私や私の友人たちはまだアラサーと言える歳だけど、もしアラフォーで結婚してなくて、したいのだとしたら、アラサーとは違うめんどくささがありそうだと思った。そのときには人生経験、恋愛経験が積み重なっている。思い出すものもある。それが慎重にさせる、とくに女性ほどは年齢を気にする必要のない男性側は。

ドラマにも出てくるのだけど、「まだスッピンは見せられなくて、夜彼が寝てから化粧を落とし、起きる前に化粧をしてる」というのも、二十代には気にしてなくても、その後10年も15年も毎日ばっちり化粧で仕事していったら、スッピンも見せにくくなるだろう。肌の衰えもあるだろうし。

私は私で、子どもを連れ歩きながらドラマのある人生を送っているわけだが、友人たちの大人な恋愛と結婚にまつわるドラマもきっと進行している。感情移入できるくらい詳しく聞きたいものです。

朝のタスクをイメトレ

2016-06-15 13:49:50 | Private・雑感
明日はいよいよ新しい職場のスタート日。あたらしく立ち上げる事業所なので、ひとり新入りで加わるよりは気が楽。気持ちよく働ける職場にしたい。

気が重いのは育児の方。朝のタスクを挙げて、どういう流れにしようかイメトレしてみた。早起きしてタスクを片付けておく、ということはできるので、

朝6時ごろ〜
麦茶をつくる
私のお弁当をつくる
味噌汁をつくる
夕飯の野菜をカットする

6時半前後 テレビ体操

6:35〜
朝食
歯磨き顔洗い
化粧
次女の保育園用意(長女の分は全面的に夫がやる)
次女体温測る
新聞読む

8時前〜
掃除機かける
授乳
私の着替え

といった感じで進むと良い。

何度目かの京都、奈良 3日目

2016-06-12 08:16:48 | Private・雑感
朝食前に春日大社に散歩。朝から鹿が闊歩している。奈良公園は鹿のフンだらけなのに観光客はあまり気にしていない様子なのが不思議。

・天理
飛鳥寺を目指して車を走らせると、天理教で有名な天理市を通った。最初に目に入ったのは、網走や東濃、といったピンポイントな地名に「おかえりなさい」がセットになった垂れ幕のある施設たち。どんどん出てくる。どうやら、全国にいる天理教の信者たちが天理に来た時の宿泊場所らしい。あまりの数に驚いた。網走から、専用施設が必要なほど信者が来るのか!?
通過する間にiPadで調べてみた。天理教の教え。悩みは天理教とあなたを繋ぎ合わせてくれたもの。力を合わせて「陽気暮らし」をしましょうよ、という感じ。仏教のように悩みに深入りしたりはせず、違うところを目指しましょう、という。分かりやすいのが良いのだろう。わかりやすさは南無阿弥陀仏並み。

・飛鳥寺
なんとなく、いちど田植え時期に行きたいと思っていた飛鳥へ。生憎の曇り空に小雨ではあったけど、素朴な雰囲気は相変わらず。東大寺の大仏より古いという飛鳥大仏を眺める。
この飛鳥寺は蘇我氏の氏寺のようだが、これまた小さい。藤原氏とは大違い。この寺の展示物の時代紹介において、平安時代が藤原時代と表記してあったのが驚きだった。

・吉野、金峯山寺
法隆寺に行きたかったのだが、全然地理的なところを下調べしていなかった結果、法隆寺はだいぶ帰り道から外れると知る。今回の旅のひとつの目的は、奈良から伊勢へ続く和歌山街道を通って帰ること。その道は、奈良の吉野から出ている。そこらへんで見所を探したところ、聞いたことはないが世界遺産だという金峯山寺を発見。
世界遺産というのは、高野山、熊野、吉野のトライアングル。三重県民としては熊野が世界遺産、という認識だが、吉野のいろんな箇所も登録されている。金峯山寺は修験道の寺。
そういえば修験道って宗教でいいんだよね?仏教?神道?それと並列のもの?
急に出てきた「修験道」の知らなさに戸惑いながら、道は山の中へ。東大寺にも劣らない、巨大な木造建築の寺がそびえていました。大したものだ!
誰が創建したがわからないが、今ある本堂は豊臣秀吉の時代に、豊臣のお金でできたものらしい。一見の価値あり。修験道について、ここの幹部が書いたという新書を買って帰った。昼食は、旅館などもある立派な参道の中のひとつで、うどんと柿の葉寿司を。

そして和歌山街道で松阪に抜け、2時間半ほど。子どもたちには大して面白くない旅を終えました。

何度目かの京都、奈良 2日目

2016-06-07 02:50:10 | Private・雑感
2日目はまず東本願寺へ。たぶん私が行ったことがないから、という理由で。京都国立博物館が展示改装のためほとんど休館、というのも理由。

・東本願寺
京都駅近くの一等地に広い四角い境内。親鸞が開いた浄土真宗の拠点。世界最大の木造建築らしい、仏殿が2つあり、ひとつは親鸞像を、ひとつは金箔を張り巡らせた空間の中に阿弥陀如来像がある。
阿弥陀如来は立っていて、片足が少し踏み出している。これは、阿弥陀さんが自ら、「あなたのそばへ参りますよ」という姿勢を表しているのだとか。阿弥陀如来の周りには花やら、鳥を描いた襖やらがあり、壁天井柱には金箔。経典に書かれた「浄土」を表しているんだって。そこは光り輝く場所だから金箔。

・西本願寺
ところで、東本願寺があれば西本願寺もある。東本願寺が浄土真宗大谷派、西本願寺が浄土真宗本願寺派。違いをよく知らなかったので、西本願寺にもこの後行ってみた。
境内の建物配置、デザイン、阿弥陀如来像に親鸞像まで一緒。違うのは、東本願寺が4度の大火ゆえに建屋が明治再建であるのに対し、西本願寺は燃えてないから江戸初期、400年前の建物だということ。その分裂の由来は、信長との戦いの頃にある。

真宗トップが顕如上人の時代、信長の弾圧にあい、当時拠点だった大阪で信長に白旗を揚げたのが顕如。それに反発してなお籠城して戦ったのが顕如の息子・教如、らしい。顕如側は秀吉に京都の土地を与えられ、西本願寺をつくり、教如は徳川家康に土地をもらって東本願寺をつくった。
つまり、教義の違いはないので同じデザインのものな並んでいる。
親鸞そのものを仏像にして祀るのには抵抗があるが、「修行を積めばあのように仏になれる」ということなのだろうか。全く同じ経典を元にした両者だが、どちらかは確か世襲で座主が決まっている。そういうところが仏教の世俗的で、ある意味微笑ましいところのように思える。

・東大寺
奈良の大仏さんは毘盧遮那仏。これまでに見に行った記憶がなくて目的地にしたのだが、自分のブログを検索したら、過去行ってました。
聖武天皇が仏教の中でも華厳思想に心酔して取り組んだ大仏事業。東大寺ミュージアムあった千手観音も素晴らしかった。周りには、藤原氏の氏寺である興福寺、その氏神を祀った春日大社。
京都から奈良に行って感じたのは、京都は仏教思想の拠点、研究拠点として今も生きている感じだが、奈良は仏教美術の拠点ではあるけど思想的な拠点ではない、美術館のような雰囲気だ。公園には鹿だし。
それはきっと、東大寺の思想の元となった華厳宗がはやらなかった、深まらなかったということなんだと思う。では華厳宗とはどんなものか。本をちらっと読んだが、「万物に仏が宿る」みたいな、わかるようなわからないようなものでした。

この日は奈良公園脇にある大仏館に宿泊。

何度目かの京都・奈良、1日目

2016-06-07 02:23:20 | Private・雑感
伊勢に来てから初めての旅の目的地に、京都、奈良を選びました。急なにできた三連休を利用して。家族が4人になって初めての旅。とりあえず、じゃらんで「和室」を検索して、部屋にトイレのある高くない宿を2日前に予約して行きました。大津で知り合いファミリーとランチした後、京都へ。

・東寺
空海が作り上げた真言宗の拠点、東寺。最近、梅原猛が洛南中学校(東寺と隣接して建つ仏教系私立学校)生徒向けに行った宗教の授業の本を読んでいたこともあって、その中で取り上げられていた東寺を訪れました。
もともと官寺で、平安京を作った時に町の一部として天皇が東寺と西寺を建てた。そして、真言密教を習って中国から帰ってきた空海に任せた。

修行をしていくと、いろんな仏の段階を経ていくことになっている。声聞とか、天とか、明王とか、菩薩とか。その頂点、目指すところが真言宗の場合は大日如来。空海が理想とした、大日如来を中心に菩薩や明王たちが取り囲む国宝ばかりの仏像群を見ました。本物!という迫力はさすがに凄い。これらは講堂にある。
金堂には薬師如来。慈悲深い表情。美しかった。



この日はルビノ京都堀川というホテルに泊まり、バスで出かけた飲み屋で夕飯。






落としどころ

2016-06-04 15:11:19 | Private・雑感
普段、働いてもいないのに(毎日ではないけど)子ども2人を保育園に預けているので、日中は静かな時間を過ごしています。でも、今日のように1人で2人を面倒見て、2人が一緒に寝ている昼過ぎのこの時間に訪れる静寂は格別。寝息に愛おしさを感じる、だけでなく、達成感、優越感も入って、いい気分です。

そんな生活でしたが、ようやく仕事を始めることにしました。何がきっかけだったのかはわからないけど、「ここらへんが落としどころかな」という感じで面接を受け、でも評判も何もわからないところに逃げ道なく飛び込むのは危険と思ったので、2つ受けてみて、一方に決めました。吉と出るか、出ると良いが。

子どもに関わる仕事って、子育て中だと難しい。市場が割と開放的な、老人、障害者、などの分野と違って、小中高校は人材流動性に乏しいし、塾などの放課後の関わりは、自分の子育てがあるのでできない。生活場所である児童養護施設なども泊まり勤務ができないからダメ。事実上、保育所、幼稚園、学童、それに障害を持つ子どもという面での療育、放課後デイサービス。それに近いところの就労移行支援事業所にしました。

たかが一年、されど一年。所詮パート、されどパート。社会福祉士の勉強と、あとは外部活動を何かできるといいなと思う。あるnpoをサポートする仕事もする予定。
研究的に実践したいですね。前職ではあまりできなかった、意識的に関わるということを身につけたい。