ほっぷ すてっぷ

精神保健福祉士、元新聞記者。福祉仕事と育児で「兼業」中。名古屋在住の転勤族。

沈まぬ太陽とか

2009-10-26 00:35:16 | Private・雑感
今週末は、ロッククライミングもマラソンもせず、
ゆっくり映画を見ていました。

「沈まぬ太陽」は3時間半の映画ですが、
前評判通り、確かに飽きさせない。
原作を思い出すと、ほんとは細部が面白いのだから、
本の方が面白いと思う。
でも、映像がきれいで魅力的な映画だなと思いました。
アフリカに行きたい。
20代のうちに行けるかな、行けないかな。

そういう目標云々が最近の悩みの種で、
私の中では「大人=モチベーションをコントロール出来る人」
なのだけど、そういう意味で大人ではありません。
もがき方もいまいちうまく行かず、
とりあえず手帳を変えてみようかなと思い始めました。
今は、週間予定を左ページに、その他を右ページのらせんページに
書いています。
それと、A6サイズの補助ノートがあって、
気になる書評とか、旅行記とか、給料明細とかを張ったり書いたりしています。

もっと時間を有効に使わなくては。
使えるはず、という思いから、
時間を細かく書ける手帳にしようと考え中。

昨日沈まぬ太陽を見て、今日のテレビで「明日の記憶」を見ました。
渡辺謙っていい仕事してるな~と思って、
私もそんな仕事したい、と思いました。

懲りもせずハーフマラソン

2009-10-20 19:57:42 | Private・雑感
「もうハーフマラソンはいいや」と思ったのが
(確か)3年半前。
山中湖ハーフマラソンでした。

いやいや、大人になったのか、ゆっくりめに走ったのがよかったのか、
割と気持ちよく走れてしまった。
うちから4駅ほどのところからスタートする、
鈴鹿山麓かもしかハーフマラソン。
2時間7分と、記録はちょっと遅くなったけど、
2キロで標高100メートルを登る長い長いきつい坂道を
考えれば上出来。
ひとりで走ったんだけど、楽しかった。
来年は誰か誘おうかな。

最近頭があまりうまく働かないです。
「おまえにはちゃんとライバルになるような
 よく出来るやつが、近くにいるといいんだけどな」
って上司が言っていたのを、走りながらふと思い出しました。
確かにそれはあると思う。
「あいつ、くさってないかな」と前の上司が名古屋で言ってたらしいけど、
答えとしては、くさってるなーって感じ。

目の前の仕事にせっせとやる気だそうとしてるけど、
応急処置でしかないのは明らか。
みんな2年目はこんな感じなのかしら。
いや、違う。それにみんな2年目がこんな感じだからって
肯定する理由にはならないし。

私はまあそんな感じです。
それにしても、秋冬の方が結婚の話って多いのかな。
最近やたらに多いです。
ああ、もうすぐ冬。

ロッククライミング初体験

2009-10-04 21:24:27 | Private・雑感
繰り返し生死の境を行き来するような、
サバイバルな緊張感にこんなに包まれたことはない。
目の前に立ちはだかるのは、難問ばかり。
難問がつづけば、それを解いて遂行する体力が奪われていく。

何の話をしているかというと、初めてのロッククライミングだ。
ベテランさんに何もかも教わりながら、三重県菰野町にある
御在所岳の、前尾根というやつにトライしてきた。
有名な藤内壁を望む余裕もなく、一枚岩の傾斜の変化を
感知しながら、ザイルと、カタビラを手に、上を目指した。

足を引っ掛けられるような段差がないように見える、
きれいな斜面を持つ岩の側面。
「そっちにちょっと傾斜がゆるくなってるところがあるでしょ」
の一言で、足場が出来る。
一歩上がったはいいものの、次の一手が見つからない。
かといって降りることもできない。
何度泣きそうになったことか・・・というモードに入る前に
動くようにはしていたけど。

とにかく、一歩は踏み出さなきゃいけないのだ。
そう思うと、小さな覚悟が出来た。
それは、ザイルをそのベテランさんが持ってくれて、
安全確保が一応できているらしい、ということからの安心感ではなくて。
えいやったれ!という無謀さに近い。

何度も何度もそれを繰り返すうちに、
足の取り方、靴の信用性は身についてきた。
「ここで落ちても、死ぬというよりは、ちょっと会社を休むくらいだ」
と考えて、
よし行けっと自分に言い聞かせた。
どこに右足を、左足を、右手を、左手を?
十メートルくらいの間に十回くらい問いをくりかえし、
終えたときには「すごい!!」と心底自分をほめた。

途中、爆音が近づいてきて、目の前の藤内壁に接近した。
どうりで壁の人口が少なくなっていたわけだ、だれかけがしたらしい。
防災ヘリを待つパーティーを見ながら、
「あちらがわにはならないように」とも気を引き締め・・・
というより、天に、山の神様に願いながら。

ハマッてはいない。ただ、この何にも似ていない感覚を
どこにどう持って行けばいいのか。
帰ってからシャケのムニエルみたいなものを作って
ワインを飲んでみても、ちょっと興奮が続いている。
・・・今日、大学の友人から結婚報告のメールが届いたことも
関係しているのかもしれないけど。