ほっぷ すてっぷ

精神保健福祉士、元新聞記者。福祉仕事と育児で「兼業」中。名古屋在住の転勤族。

お遊戯会にみる保育園のセンス

2017-03-31 21:16:25 | Private・雑感
2人の子どもが別々の保育園に通っている。だからお遊戯会が2回ある。どちらも同じ会場を借りて、3月にあっのだが、趣向が全然違って、片方には大いに違和感を感じた。

3歳児が通っている方の保育園。そのクラスは20人いる。曲目は「真面目忍者」とかいう体操の曲で、それを男女それぞれの可愛らしい衣装(保育士さんたちが紙の布で作ったもの)を身につけ、女の子は髪の毛も保育士さんがアレンジして、踊る。歌はなし。
その曲もイマイチ馴染みのない、中身のない感じだし、衣装は頑張りすぎな感じだし、おまけに後日衣装は持ち帰り。来年使ったらいいのに!

でまた、娘の上のクラスは倍の40人くらいいるのだが、女の子と男の子で、別の曲をやる。4歳も5歳も男女別。でまた、曲も衣装がとても女の子らしさ、男の子らしさを強調する感じなのだ。女の子はプリンセスプリンセスの「ダイアモンド」をポンポン持ってチアガール風に踊るとか、男の子はドラゴンボールの格好で踊るとか。関ジャニの「キングオブ男!」とか。
ほかにもっと子どもらしい、男女分けずにできるようなものあるでしょ!と思う。こんな年齢から女の子らしさ、男の子らしさを強調する必要はない。

そう思っていたところに、下の娘の行く保育園のお遊戯会。ひと学年が10人弱しかいない、こじんまりとした保育園なのだが、その子達が口をいっぱいに開けて唄を歌う。ぶんぶんぶん、などの歌いやすい馴染みの歌。タンバリンも叩く。4歳児がオズの魔法使いを劇でやっていたのだが、それが感動的に上手だった。7人くらいだから、構成も複雑にならず指導もできるのかなと想像した。

実のところ、今まで私の中では上の子の保育園の方が評価が高くて、2人を同じ保育園にするなら上の子の方だなと思っていた。転園希望も出していた。でも、急に下の子の保育園の評価が上がった。2人、別々の保育園というのも、彼女たちにどういう影響が出るか興味深いかも。体力がなくなってくればそんなことを考える余裕などなくなるんですが。

2人の娘に密着される毎日よ

2017-03-29 04:38:20 | Private・雑感
1歳3ヶ月になった下の娘が、母子密着期というのか、私がいなくなると泣くことが多くなってきた。いつもではないが、私がトイレに行く時とか、キッチンに行く時とか。

それに触発されてか、上の3歳児も「だっこ!」の指示が増えて、私との接触を競ってくる。ご飯どきも、膝の上で食べさせてもらいたがる。食事の始まりは1人で食べてくれるのだが、後半になると器用に乗ってくる。

寝るときも、2人とも私の布団に来るので、寝室には大人布団3枚、川の字に敷いてあるのだけど、そのうちの一枚に、私との娘2人が寝ることに。けっこう狭い。

可愛いのは可愛いのだが、疲れる瞬間もある。唯一の1人の時間(早朝4時、5時台の今)に、どちらかが起きてきたりすると、けっこうしんどい。
夕飯がそんな調子だから、朝から夕飯の用意するのが億劫にもなる。自分自身が食事した気にならない日が多い。(まさにこの心境! http://dual.nikkei.co.jp/article.aspx?id=10142)

ときめきと疲れが交互にやってくる。それが子育て。上の子が、なんでも歌にするようになってきて、私が「ヨーグルトはご飯食べてから!」と言ったりするのも、食事後の彼女のステージでは歌になっている。面白いこともママあるのも事実なのだが。

保育園に制服は必要か?

2017-03-25 05:44:27 | Private・雑感
保育園に制服は必要か?

必要な理由が思いつかなかった。防犯上、どこの保育園の子かがわかった方が地域の人に目をかけてもらいやすい?とか考えてみたけど、保育園児が1人で登下校することはないし、95%くらいはだいたい親が車で送り迎えしている。

3歳クラスに上がるに伴い、当然のごとく制服を注文するよう採寸され、注文され、帽子2つに上着2つ、カバンひとつで計1万9000円を支払ったが、どうもモヤモヤしている。

「ところで、どうして制服は必要なんですか?制服がない園もありますが…」

と聞いた。最初、若い保育士さんは明るく、「なんででしょうね〜!みんなお揃いの服をすごく喜んで着ていますけどね、嬉しいみたいで。」「でもちゃんと聞いておきますね!」とのこと。

で、翌日、ベテラン保育士さんは
「うちの園の伝統なんですよ、ずっと続いていて…。」
私「…伝統以外の理由はないんですか?」
「はい、ずっとやってきたことですから…。どうですか?」
私「いや、すごく高いし、小学校に上がればなくなるものですよね。理由がないなら着せたくないと思ったんですが、いいんでしょうか?」
「いや、着てもらわないと困るんです、伝統なんで…」

伝統の一点張り。それは理由になっていると認識できない私は、だんだん笑えてきてしまって。「伝統以外の理由がないのかなと思ってたんですけどないんですね!笑」みたいになってしまった。

お遊戯会で、3歳児クラスより上の子たちは、男の子と女の子で別れてダンスをする。男の子はドラゴンボールとか、銀河鉄道スリーナインで、女の子はちびまる子ちゃん、チアダンスなど。この年から男の子らしさ、女の子らしさを植え付けることもすごく抵抗があった。そんなんわざわざしなくていいでしょ。だいたい、そうすることに思想はないのだ。きっと、衣装が合わせやすいとか、曲を選びやすいとか、という理由なのだ。

制服だって、やめる理由がない、と思っているからやめないだけ。新しく買う側としては買う理由がない。高いし、保育園以外では着られないし。

そういうコミュニケーションができてないんだろうな。多くの保育園で。親はほんとに忙しいし。

じゃあそういう保育園を選ばなければいい。それができればいいが、正直転勤族でそこまで吟味して、しかも定員の空きを考えながら選ぶことは無理な話で。そこが親の弱みにもなっている。あー、なんだかなあ。そういうことに疑問を感じない保育士さんばかりなんだろうと思うと、疲れが来る。

春の散歩

2017-03-20 14:19:37 | Private・雑感
春の訪れを感じる三連休の最終日。歩くのが上手になってきた下の娘と、口が達者で何でも歌にしてしまう上の娘と3人でどうしようか。

自宅→宇治山田駅(コンビニのパンで昼食ののち、ジオラマ電車を見てから電車に乗って)→伊勢市駅→外宮参道(ぱんじゅうを食べた後、仕事中の夫の車に乗って)→自宅

という電車に乗れる食べ歩きコース。最後も、大人の足で15分ほどの道のりを歩けるようになると完結なのだが。

下の娘が歩けるようになり、散歩が楽しくなってきた。ゴールデンウィークは菰野のバンガローを予約したので、たくさん散歩しよう。

30代の小さな余裕をどこへ

2017-03-13 05:22:51 | Private・雑感
先日書いた、「33歳のひと段落感」について。東京で会った大学の友人に聞いてみた。まあわからないでもない、みたいな反応だったけど、「三十代になると仕事でできることが増えてやりやすくなることが理由なのでは?」との意見になるほど。それも大きいなと思った。仕事もそうだし、私は育児と兼業なので、育児の方も、また兼業生活も慣れてきた。仕事を転々としている私だけど、それぞれ繋がってはいるので、今の職場ではだいぶ慣れた手つきで仕事ができるしそのような立場で同僚にも接してもらえる。がむしゃらに押し通さなくてもやりたいことが出来ているってことか。いいことだ!大学をストレートで出てまだ結婚もせず、仕事一筋に見える彼は、その境地にもっと早く達していたのかもしれない。

そう分析してみたときに思った。今生まれた小さな余裕を、私は地域のことに使えたらいいなと。今の仕事自体が地域の人を相手にした、地域の人と一緒にやっているものだけど、そこからプラスアルファで何かできたらいい。

よく思うのだが、今までの人生で、一番多様性のある人たちといた環境は、中学校だった。高校以降は、勉強ができたりお金がある子たちばかりで、就職してもそう。千葉市の何でもない住宅地の小さな学校の方が、能力や家庭環境、考え方としてもバラバラな人間の集まりだったんだろうな、と。
そんな地元の子たちとは今、まったく付き合っていない。だからというわけではないけど、そんな面白い人間集団としての地域みたいなものに関われたらいいなと思う。手始めに…、どうしようかな。


一年に一度の定期点検

2017-03-08 05:21:24 | Private・雑感
伊勢から千葉は遠い。JR(ディーゼル車)1時間半→新幹線1時間半→京葉線40分。子ども2人に荷物があると、合間の乗り換えに余裕見て30分ずつ。二泊三日で一年ぶりの上京でした。

そうやって出掛けた大学のゼミのOB会。
先生は変わらない。時々会ったくらいでは変わらなくなるのだ、多くの真面目な人間はきっと。私は、なんというか日々感じていることはけっこう変わっているところ思うが、考えていること、考え方はあまり変わっていないと思う。ほかの人たちにはどう映っただろう。
若い現役生たちを見て、「あの頃に戻りたい」とはやはり思わなかったことはよかった。卒業したころは心配な様子だった後輩が元気な顔で子どもの話をしていたり、今でも先生にゼミ関連の仕事を頼まれると嬉しい気持ちの自分がいたり。

一年に一度の定期点検のような感じ。子どもの預け方、ゼミ同期の反応具合、OB会に集まる顔ぶれ、そこでの自分の反応。そして、そういう少しキレイ目にして出かける場所に着て行く服、かばん、靴、コート、アクセサリーがどういう状態か。最後の項目がとても大事…今や日常では全く触れないから、どこにあるのかわからないし、クタクタなのかまだ使えるのかもわからない。実際、低めの白いヒールの靴は、この日に履いた後ひび割れて捨てた。ダメにならないと捨てることもできない。

来年からの運営の仕方をどうするか、先生から宿題が出た。OB会の名前も思いついたら書き留めたい。