ほっぷ すてっぷ

精神保健福祉士、元新聞記者。福祉仕事と育児で「兼業」中。名古屋在住の転勤族。

映画「砂の器」

2018-12-31 13:56:48 | Movie
映画「砂の器」。原作もよんだことがなかったし、映像化されたものも観ていなかった。忘年会で、年配の同僚が勧めていたこともあり、何気なくamazon videoで検索したら、デジタル化された丹波哲郎主演のものが無料で見られるようだったので、見てみた。

なんとなくストーリーは知っていたけど、まあよかった。展開は水上勉の「飢餓海峡」によく似ているのだけど、私は断然、飢餓海峡の方が面白かった。小説を先に読んだからかな。砂の器も、小説を読めばもっと味わい深いかもしれない。「その人とこの人が同一人物だという証拠はまだないのでは?」などと思ってしまったので。その辺、飢餓海峡は180分を超える大作になっているので、映画でも丁寧に描かれていた気がする。

次は、「天国と地獄」見直したいなぁーと思ったけど、それはamazon videoでは見られないようだ。だいたい、iphoneで観るのは画面が小さすぎるよなぁ。

ひとりの夜のステーキめし

2018-12-30 18:41:56 | Private・雑感
昨日から明日まで、夫と子ども2人は夫の実家へ帰省中。妊婦9ヶ月目となった私はお留守番をしています。

産休に入ったばかりなので、やりたいこともやらなくちゃいけないこともたくさんあるのだけど、まあ焦らず程々に。引き出しを整理していたら、イオン商品券が9,000円分出てきた!年末年始の食材購入を兼ねて、イオンへ。そして、今頃ご馳走を食べているだろう夫たちを思い浮かべながら、負けじとステーキ肉を買ってみた。牛もも肉200g!生春巻きも買って。これにオニオンスープも作りました。



妊婦らしく、大根おろしであっさりと。肉は少し赤い気もするけど、柔らかく美味しく焼けました。満足!ただ、鉄板ではないので徐々に冷めてしまうのが少し残念でした。スキレット買おうかな。収納場所が見つかったら…。

子どもがいない夜。昨日気付いたのは、いつも寝ている8時半に眠くない!その時間に寝る理由がない!当たり前だけど。いつもこのへんの時間で子どもと一緒に布団に入っていたのは、もちろん子どもの睡眠時間確保が理由だけど、私自身も「子どもの相手するのも疲れるし、もう寝てしまいたい!」みたいな気持ちがあったのだなぁ。

そして子どもがいないと、だらだらと食後などにお菓子(ナッツやチョコレート)をつまんでしまう。いつもは、子どもに見つかるとややこしいので、少しの量をパパッと口に入れるだけのことが多いのだけど。子どものおかげで規則正しく、ほどほどによい食生活を送らせてもらっているわけです。

明日の午後には帰ってくる。嬉しいような、もうちょい後でもいいような。でもひとり休暇が長いほど体重が増えそうだからいっか。無事に、機嫌よく帰ってきますように。


過敏で傷つきやすい人たち

2018-12-29 20:46:11 | Book
精神科医・岡田尊司さんの新書シリーズ。統合失調症や愛着障害の解説本などをこれまで読んできたが、この本が一番、自分の理解に役立っている。仕事で関わる人たちの病名は、統合失調症やうつ、躁うつ、発達障害などいろいろだが、「敏感すぎる人たち」という共通点がある、と最近ひしひしと感じていたところだったから。もちろん、その程度や敏感となる対象は人によって違うのだけど、本では、さまざまな症状に網羅的に触れられている。

何に敏感なのか。私が接する人たちは、その対象を自分で認識している人が多い。ただ、その敏感さに配慮するあまり、私がストレートに「どのような刺激に弱いですか、こういう場合は?それならこういう場合ならどう?」と細かく聞いていかないことが多く、その具体的な敏感さについて、結果として理解が遅くなってしまうことが多い。そこは、早く、上手に信頼関係が作れるか、作れたという自信をある程度持てるようにならなければいけない。もちろん、敏感さの対象を自分でも理解しきれていない人もいて、初めて仕事に就いたときに、思わぬ落とし穴になってしまうことも。こういうことがあるから、実習や体験が欠かせない。

以下、本書の中で線を引いたところを少し書き留めておく。

過敏な人は、敏感すぎる面と、鈍感すぎる(本書では「低登録」という単語が使われていた)面が共存している
敏感すぎる、というのは自閉スペクトラム症の基本的な特徴の1つ
敏感さが妄想につながり、統合失調症の症状に繋がる人もいる
敏感すぎる人がとれる対策の1つとして、考えていることを書き出して、もし考えても仕方がないことがあれぼ「→考えても無駄!」などと書いていくと良い
敏感な人たちは、二分法的認知(極端な考え方)の思考の癖を持っている人が多い
敏感ゆえに、疲れやすいなどの身体的影響がでたり、妄想につながったりする
安全基地があるかどうかが、幸福度合いに大きく影響する

・・・
でもなぜ、敏感すぎる人たちは、そうなってしまっているのだろうか。本書では、子どもの頃に虐待を受けた人は、同じような傾向を持つ、と随所に書かれているが、私が接する限り、みながみな、虐待を受けた経験があるとは思えない。むしろ、愛情深い、理解のある親に育てられたと思える人が多い。子どもの頃に甘えられなかった、と言う人も、普通より甘えにくい環境だったというより、当時から敏感さを持っていたがゆえに、少しの寂しさや甘えにくさが膨らんで、親子関係や友人関係をぎくしゃくさせたのではないか、と想像する。先天的な部分が大きいのでは。

ある種の発達障害、と理解できると思う。こういう人たちに、鈍感になれと言っても意味も効果もないのだけど、生きやすさ、生活しやすさを少しでも感じられたら。それが感じられる場所が安全基地ということだろう。仕事をつうじて、私も少しずつ、敏感さを備えてきている気がする。仕事ではそれをプラスにして。プライベートでは手放せるだけ手放して、鈍感にいきたい。

作ったもの

2018-12-08 05:43:43 | Private・雑感
昨日の朝、2つ目が完成。


子ども2人のリュック。上の子の保育園には制服やかばん(リュック)の指定があって、下の子もそのリュックを背負いたがっていたので、下の子の誕生日プレゼントと思って作り始めたのがきっかけ。でもこういうのって、上の子も欲しがるもので。同じ型紙で2つ。黄色と青の生地は家にストックしてあった布。水玉の布とファスナー、ワッペンは100均。ファスナー付きのかばんは、ファスナーを縫うところに苦労することが多いが、少し慣れてきたかな。

小説も読み終わり、リュックも終わり。つぎはどうしようかな。

小説「ふたりぐらし」「蜜蜂と遠雷」

2018-12-05 11:22:15 | Book
今は、お酒も飲めないし、ご飯もたくさんは食べられない、運動もできない旅行も遠くはダメ。なおかつ二人の幼児の都合と機嫌に振り回される可能性を常に抱える妊婦生活。仕事のストレスをどう発散したらいいの!?となっているところで、現実逃避目的に、かなり久しぶりに小説を読んでみた。蜜蜂〜の方はけっこう分量はあるのだけど、一週間ほどで読了。

ふたりぐらしは、30代のカップルにおすすめ。何気ない日常を、男女それぞれの視点で、文章にして、読むと、不思議と面白い。味わい深い。比較的最近の本。

蜜蜂〜は、直木賞もとった有名作。音楽を読んで味わう、という新しい体験。今度映画化されるらしいが、ピアノの音もいっしょに入ってくるのは、また贅沢な体験だろうな、松坂桃李はぴったりだが、松岡茉優はあまり好きじゃないのでみないだろうな、小説で十分。でもピアノのクラシック曲が聴きたくなる。

テレビの連続ドラマを録画してみる、という発散法もあるだろうけど、動画を観るのは疲れるのだよね。裁縫は、チクチクやっていますが。

あー、読んだ読んだ。

作家もの

2018-12-04 05:03:47 | Private・雑感
最近、裁縫をはじめとするハンドメイドに凝っているからか、手作りされたものへの愛着も高まっているかもしれない。陶器は特に、作家の作品を求めたいと思っている。高い場合が多いけど、田舎にいると、さらに片田舎で窯を開いている作家のところにもドライブがてら行けることも多い。とはいえ、興味が全くないであろう幼児2人と、そこだけを目的地に行くこともないのだが。

最近買ったもの。


左のコーヒーカップは大台町の作家さんのもの。道の駅で、800円くらいで売っていて衝撃的に安い!と思い購入。最近は飲み口がザラザラした、別の作家さんのものを使っていたので、滑らか口当たりと綺麗な色が気に入っている。

右の2つはおととい、市内の作家工房で購入。湯飲みにもなるフリーカップが割れてそのままになっていて、朝一番の白湯、緑茶、食後のコーヒーもいけるやつ、として買ったものと、副菜用の皿。
ピンクの釉薬が特徴的な作家さんなのだけど、そのドンピシャの色では好きな形がなく。うちのごちゃごちゃしたリビング、シンプルな木目調のテーブルをイメージすると、カップは白を選んじゃうんだよなぁ。

つぎはいいグラスが欲しい。よいメーカーのもの。子どもの手の届かない置き場所と、洗った後の置き場所を確保してから…。