ほっぷ すてっぷ

精神保健福祉士、元新聞記者。福祉仕事と育児で「兼業」中。名古屋在住の転勤族。

3回目の出産

2019-02-24 18:57:27 | Private・雑感
第三子の誕生日は今日、2月24日になりました。精神的に待ちに待った40週と1日。午前1時半の出産だったので、予定日を一時間半過ぎてこの世にやってきたことになります。
今日は母子同室ではないので、私は寝たり起きたり食べたり寝たりして、ときどき赤子の顔を見に行って。途中、上の子たちを夫が部屋に連れてきてくれたりしてゆっくり過ごしています。

第二子のときは、分娩室に入ってもう一、二回のいきみで出産した記憶なんです。今回は、夜7時くらいから30分間隔、8時からは10分、9時から10分弱、でも痛みはそれほど強くない、という感じで夜10時ごろに産院に電話。入院したのですが、夜中12時まで付けていたモニターを見ても、10分間隔。痛みは強くなるけど間はあるので、そんなにすぐには進まないのかな、、と思っていたところに、12時直前に破水。

そっから急に5分間隔、すぐに3分間隔くらいになり、めちゃめちゃ痛い。もういや。ずっとモニターをつけていたので姿勢もほとんど変えることができず、どうしたら少しでも楽なのかわからない。肛門あたり、というより腰から上が痛い。でもすぐに痛みは下の方にも出てきて、いきみたい感じに。ほんとやだ、無理。深呼吸というか、息を吸って吐いて、しかできないので、それを必死にやっていたおかげで、出産後の今も深呼吸すると辛い記憶が呼び起こされて切ない。

破水で急に陣痛が強くなったからか、子宮口の開きは5センチとか7センチとかで痛みほどは開いていない、というのが辛い。でももう分娩室で徐々に準備していくわ、と助産師さん。分娩室の一時間が辛かった…。逃したりいきんだり。いきむのも、5、6回はしたと思う。おかげで今は首後ろと肩がだるいです。最後、先生がお腹を押した時の激痛!赤ちゃんの首にへその緒が二重に巻き付いていたとか。大丈夫なんだろうか、そんなん…。生後15時間の今は、顔色良く機嫌よくナースステーションで寝ています。

陣痛途中での破水は、出産3回目にして初めて。おかげでほんとに痛かった。入院して3時間半で出産だから、早く終わってよかったのかもしれないけど、安産とは思えない。もう出産は無理だ、と思いました。

やはり、子宮収縮の痛みは前回以上と思いましたが、産後8時間経って痛み止めをもらえて、今はだいぶ楽に。今夜はたっぷりまとめて寝て、明日からは授乳、母子同室(この産院では夜間は同室にしないらしく21時まで)。それは純粋に楽しみ。肩の筋肉痛が明日は良くなりますように。

無事に産まれる保証はないので

2019-02-21 04:50:42 | Private・雑感
もう39週と5日になってしまった。
今の心理としては、体がしんどいし、産まれなければ前に進まない=一日一日が停滞している感じ、があって早く産まれてきてほしい。他人のブログを見ていると臨月、それも40週に入ってからの死産も確率はきっとごく低いとは思うけど本当にあるらしく、「待っていればもうすぐ産まれるとはいえ、無事に産まれる保証はないから、早く無事に産まれることを確認したい」というのも大きい。第二子はけっこうな安産だったので、陣痛・出産に対するナーバス感はやはり前回ほどない。陣痛早く来い、と構えている。

どうでもいい理由としては、予定日翌日が長女のお遊戯会で、わたしとしてはどうしても見ないと入院できない、とは思ってないのだけど、それに隣県に住む夫の両親が来る予定で、そのとき「まだ産まれないのか」と言われそうで嫌である。こんな微妙な時期に来る予定にしなくていいのに。

実家の母が来てくれて今日で6日目。ご飯の支度をしなくてよいのですごく楽させてもらっている。傍らで私がやっているのは、刺繍。前に買ったフェリシモのキットをやっている最中にこの本をTSUTAYAで衝動買いし

デザインが好みで、かつ簡単なので、赤ちゃん用に作ったスタイやら、長女次女の無地のキュロットとか、無地のワンピースとかに刺繍して、ほかにめぼしいものがないから刺繍したさに母子手帳ポーチを作ろうかなと考え中。

そのほか、1ヶ月前くらいに作ったもの。


財布ショルダーというのが欲しくて。でも一部失敗したし、小銭入れがやはり使いづらい。でも小銭自体あんまり使わないんですよね。しばらく使ってから改良版を作りたい。とりあえず今はミシンを出す気にはなれないので手縫いで刺繍。

おーい、お腹の子よ、無事に産まれてくると約束するならもう少し待てるけど、そんな約束できない中で母は何していたらよいのでしょう?毎朝、子どもたちを保育園に送りがてら30分から1時間は散歩。だらだらと読んでいた『マスカレード・ホテル』も読み終わった。今日一日過ごして明日は健診。どうにか、行きたい珈琲屋さんを目指そうかな。

神谷美恵子『人間をみつめて』

2019-02-20 05:17:54 | Book

神谷美恵子の本を続けて読んでいる。『生きがいについて』が有名なようで、私もそれを先に読ん
だが、続いて読んだ『人間をみつめて』の方が導入としてよいと思う。不自由のなさそうな家に生
まれたが、結核になって療養し、ハンセン病患者と出会い、留学中に意を決して哲学から医学へ方
向を変え、精神科医になり、結婚や子育てをしながらハンセン病の国立療養所へ通い、またガンや
狭心症を自身が煩いながら診察や思索、書き物などをしてきた人生。この本では、人生のところど
ころで書いた 文章から、自伝的な要素や哲学的な示唆を読み取れる。

心地よいのは、ハンセン病患者で、なおかつ精神疾患を抱える人の診察に長く携わる彼女が、精神
疾患患者と自分自身をとても連続的に考えていて、上から目線がなく、医師としての冷静な診断が
書かれる部分ももちろんがあるが、それが人間総体の抱えるものの一部として出てきている、とい
う目線で感じられているところだ。なので、自分が関わることのある精神疾患のある人に読んでも
らいたい、彼らと接するときにこう考えればよいのか、と思う部分もあれば、自分のこととして、
自分の精神や肉体をこういう風に捉えればよいのか、と考えさせられる部分もあった。

例えば、人間の古い脳、新しい脳、という解説のところ。古い脳とは、人間の身体を維持する自律神経の部分で、絶えず心臓や血液、分泌物で身体機能を続けさせるための指令を飛ばす。動物性の部分、などと著者は書いている。新しい脳は、人間ならではの思索や考え方、とらえ方などを作る部分。前頭葉に代表去れ、自発性、社会性、倫理性などを司る。
そして、「過労や睡眠不足、対人関係のもつれや愛する人の死など、何か内外の減員でこの新しい脳の統制力が弱ってしまうと、古い脳から発動される衝動的・非合理的なものがあふれ出てきて、心全体を混乱におとしいれてしまう。これはちょうど私たちが夢みている時の状態に似ている。フランスの精神医学者エーは、精神病者のことを「醒めて夢みる人」と表現した」。

私が関わる数少ない精神疾患の人をみても、この「夢みる人」という言い方は理解を助けると思う。自分の夢が脈絡無く、極端で、それをおかしいと思う感覚がなくなっているように、精神疾患の陽性期もそういう趣がある。

このほかに書き留めておきたい概念。それは本書やこの著者全体を貫く、「人間は、そもそも自分からこの世に生まれてきたわけでもなく、いわば『存在させられたもの』にすぎない。それはちょうど、花やけものや天体とまったく同じように『存在させられている』にすぎないのだから、究極的には『存在させたもの』の前に、草木や星野ように、素直に存在するほかはないと思う」という受け身の姿勢。これから、赤ん坊というひとつの命を産もうとする私には考えさせられる。

そして、そこからくる、人間が生きるために必要なもの。「人間というものは、人間を越えたものが自分と世界とを支えている、という根本的な信頼感が無意識のうちにないならば、1日も安心して生きていけるはずはなく、真のよろこび、真の愛も知り得ないものなのだ」。この、根本的な信頼感は、先に書いた「新しい脳」の部分で疑いをかけたり、失ったりしやすい。これを反映して、著者も「精薄児たちは、こうした人生への信頼感をおのずから身につけている存在であって、わたしたちの心に郷愁のようなものをよびおこさずにはおかない」と書いている。私は、幼い子どもも、これに当てはまると思う。根本的な信頼感を持つ、はかなく美しい存在。私が好きな、松任谷由実の「やさしさに包まれたなら」にある歌詞も同じことを歌っている。「ちいさいころは、神様がいて、毎日夢を叶えてくれた」

一方で、この新しい脳が与えた「考えることの楽しさ」、人間のみが持つ「抽象化する力」を楽しむべし、と説くところもある。苦しめられる存在ではあるが、精神の穏やかさだけが人生の目的では無く、苦しみながらも考え方ひとつでいかようにも精神面を昇華できる存在として、人間を書いている。

もし、この内容を子育てに生かすならば、子どもには根本的な信頼感と、抽象化する思考力を育てられるように努めたい。それだけでよいのかもしれない、と思う。そして自分の人生に照らすなら、流されることも肯定しながら、考えることをやめず、そのために必要な時間やプロセスをしっかり捻出しなければいけない。

久しぶりに夫のパソコンを出してきて長々と書いて、もう書きすぎているのでこれくらいで。本書の最後に日記や書簡の記録がある。それを読んで読了なので、私も美しい手紙が書けるようになりたい、と思いながら本を閉じた。


カンパーニュ

2019-02-18 09:05:42 | Private・雑感
伊勢市には本格的なフレンチレストランがたくさんあり、そのうちの一つ、カンパーニュという店に昨日行くことができた。出産前後の家の手伝いとして先週末から実家の母がきてくれていて、まだ出産となってはいないことをこれ幸いと、夫と2人で外出。39週と1日。まだ産まれてなくてよかった〜と思えることがひとつでもあるというのは幸せなことだ。

そして、素晴らしく美味しかった。

尾鷲産メヒカリの焼き物などの前菜
フォアグラが載った熊野産地鶏のリゾット
白子が入った冬野菜のポタージュスープ
タイ、ヒラメ、牡蠣、アワビ、エビなどの香草グリル
子羊のロースト
ミルフィーユと紅茶アイス

当然ワインは飲めなかったけど、十分に堪能した。伊勢はいいところだなぁと再確認。婚姻届を出したのが2011年の1月だったので、一応結婚8年のお祝いということにして、これからも一年に一度、2人で結婚記念日を祝いたい、と伝えてそうしようということに。ゆっくり美味しいものを食べていると子どもがいることを忘れます。

今のところ、今年中には名古屋に引っ越してその後も名古屋近辺で家を探していこうということになっているけど、60代とかになって伊勢に移住するのもアリかなぁとか思ったり。現実的かどうか、今考えることでもないですが。

単純な、幸せな外食の記録でした。

産休中の物欲

2019-02-13 13:18:27 | Private・雑感
やっぱり、買い物してしまう。ネットで、スーパーで、TSUTAYAで。共働きで平日がクタクタのときは、週末は、家族でランチとか日帰り温泉とか、サービスへの出費はまあまああったけど、買い物に出ること自体が面倒だし子どもに余計なものを買わされるリスクもあるから買い物は行かなかった。田舎にはお店ないし。

そして産休の今。朝3時に起きて、ヨガをしたり本読んだりする合間にネットサーフィン、産後のための、必要不可欠とは言えないけどあったら便利なのか?というものをリサーチしては、検討。あとは、暇つぶしにやっている裁縫関係の買い物(キットなど)。
結局、この間は財布(2000円以下だけど)、ベビー小物の手作りキット(セールになってて財布と合わせて買うと送料無料たったから…)、今日は小説2冊と刺繍の本(TSUTAYAで)、そしてずっと検討していたドリームスイッチ http://www.segatoys.co.jp/dreamswitch/ (新生児が生まれた後の上の子たちの寝かしつけ対策に)、そしてエイデンアンドアネイのガーゼのハンカチタオル(3年前の出産後重宝してまだ家にあるけど、新しいのも欲しくなってしまって)、という具合。

モノの買い物はもうこれくらいにしとこう。本もね。自分に言い聞かせる。

ちょっとした体調改善の38週

2019-02-12 04:09:57 | Private・雑感
38週と3日。なんとか三連休を乗り越えた。体の辛さはあるが、胃腸が回復して食べる喜びを再び享受できることが何よりありがたい。それでも、子どもを乗せて自分が運転、ということはもうできないので、連休のうちの1日、ワンオペの日は疲れた。車で外出できず、散歩といっても子どもを追いかけられないので自信がなく。ホットケーキ作り、お弁当作ってレジャーシート敷いてリビングで食べる、夕飯にカレーを一緒に作る、などして乗り切った。

昨日、気づいたらお腹の子の位置が下に下がっている気がした。座ったときに胸の下にくる小さな山がない。お風呂でそう思った。
だからなのか、気のせいなのか、胃の圧迫感も緩和されている気がする。「まだ出産前の最終段階ではなかったんだ、これから最終コーナーということか…」という、なんというか残念感もあったけど、少し体が楽ということで前向きな気持ちも。今週、やれること、やっておきたいことを考えて、優先順位をつける。ドコモショップに行く、河崎のコーヒー屋さんに行く、夫の都合がつけばまたランチに行く。

また体調の変化もあるだろうけど、前向きな日はなるべく外出して、運動効果も期待したい。

友人と自由に話すときは酸素濃度が高いのだろうか

2019-02-10 04:49:59 | Private・雑感
一週間の長女看病に伴う軟禁と、その後の自分のインフルエンザ疑いによる体調不良、そしてどうにか、唯一の約束である職場の友人とのランチにこぎつけました。胃の回復もギリギリ。前日まで伊勢うどんでしたが、この日は上品な中華のランチが食べられました。

それにしても、人と会う、人と話すことでこんなに気分が晴れるとは!!そのあとだいぶ疲れがあって、昼寝後は一時間くらい動けなかったものの、気分がパッと明るく、前向きになったことを感じました。
産休に入ってからの職場の様子、友人の家族のこと。しゃべっていると、まるで酸素がたくさん取り込まれるかのような、1人でいる時との違い。

翌日はまた前向きに、裁縫などしながら引きこもり、その次は健診日で寒い中ウォーキングもできた。昨日から38週で、ぐっと一段階股関節に胎児が迫っているような、少し緊迫した痛みも出てきた。

来週には実家の母のが泊まりに来てくれるのだが、うちは狭いし、出産前にあまりやることもないだろうから、それも含めて早く産まれてきて欲しい。
神谷美恵子の『生きがいについて』に続いて、『人間をみつめて』を少しずつ読んでいる。ひとりの人間を産むというのは、ひとつの存在を作り出すということ。産まれてくると方としては頼んだわけではない。人生の意味を考えすぎるのではなくこの世界に身を委ねることの必要を書いている部分で、世界に身を委ねてもとりあえず生きていける、食べたり寝たりしながら毎日を過ごしていけるところまで赤ん坊を育てなくてはいけないな、逆に言えばそれ以降は育てるとかあまり考えなくても、別個の個体として一緒に漂って行けばいいかな、などと考えた。

現在、夜は左半身を下にして三時間、トイレに行ってから右半身を下にして二時間半から三時間、という睡眠が限度。読書と刺繍、無駄とわかっていながらやってしまう「臨月ブログ」の検索などして朝を迎えます。

臨月で風邪の辛さといったら!

2019-02-04 09:43:38 | Private・雑感
日曜ドラマ「グッドワイフ」を楽しみにしている。常盤貴子が期待を裏切らない演技でいい。録画を翌朝に、楽しんで観られる幸せ!この土日、インフルエンザ疑いで苦しんでいたので。臨月にインフルエンザ(もしくは食あたり)は辛い。臨月の辛さとつわりの辛さと風邪の辛さがいっぺんに来た感じでした。

まず、先週一週間は長女がインフルエンザ。金曜日に久しぶりに登園し、私は健診と久しぶりの外出(100円ショップ)を楽しんだ。
土曜日。朝から少し調子がおかしい。ご飯の味が変なような…。でも、最近ずっと家にいてストレスも溜まっているのでドライブをリクエスト。子どもたちはモスバーガーに行きたいと。モスバーガー食べてから、志摩方面に温泉に行くことにする。

モスバーガーで、なーんかポテトの味とか美味しくないなあ、いつももう少し美味しく感じるのになあという感想を抱く。車に乗って志摩方面に移動途中もだるい。胃の調子がおかしいのか?温泉に入る頃には若干悪寒も。足など温めれば良い効果もあるかも、と無理矢理入る。アクアヴィラ伊勢志摩の日帰り温泉は初めてだったけど、かなりよかった!で、帰りはグロッキーな感じ。帰ってから、夕飯は夫に任せてすぐ寝る。熱は37.7度。

この「寝る」というのが臨月妊婦には辛い。もともと、熱がなくても足の付け根が痛くなるのに、熱でも痛い。頭痛もちょっとある。胃が落ち着かずにゲップが出そうになるが、起き上がるのが辛い。
ついに夜中の1時に吐いて、だいぶ楽になるものの、翌日一日中、寝たり、おかゆを少しずつ食べたり、とまだ続く胃の不調と微熱と体の痛みをこらえていました。

インフルエンザ、予防接種を受けたからあまり熱が上がらなかったけど、インフルエンザだったんじゃないかなぁーと思いつつ、今朝はだいぶ回復したので内科に行くのはやめました。ゆっくり養生の1日を過ごします。それにしても、体の痛みがなくて嬉しい!胃もすこしずつ回復してます。昼は伊勢うどんにしようかな。