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亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

「誤算を重ねるほどに押し上げられる」

2012年09月25日 22時56分16秒 | 金市場
今週はアメリカの住宅関連指数も注目のひとつだが、今夜のケース・シラー住宅価格指数(7月)は、主要20都市平均で年率換算(季節調整済み)1.0%上昇の市場予想のところ、1.2%となった。2ヵ月連続のプラス。前月比では市場予想プラス0.9%に対し0.4%の上昇。

このところ米国内では住宅市場がようやく底打ちしたのではないか、という見方が高まっている。おそらくそれはそうなのだろう。あの手、この手の対応策を限りなく繰り出しているのだから。しかし、ここからの回復過程が従来の経験則が役に立たないということではないか。経済全般に、こうした傾向は蔓延している。だから、“こんなハズではなかった”が頻発してきたし、これからも頻発するのだろう。

FRB自体が、すでに誤算の中にある。その誤算が重なるほどに金価格を押し上げる。

24日、ETFの残高が過去最高を更新と。この商品を立ち上げたときから、単一銘柄(SPDR Gold Trust)だけで2000トンを目標数字にしていると思っている。それからすると、通過点に過ぎない。



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2 コメント

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Unknown (大西)
2012-09-27 00:01:54
初めまして、いつも、ブログ見させていただいてます。大統領選で、もし、ロムニー氏が当選すればQe3や金相場の影響はどうなるんでしょうか。ところで亀井さん、ほんと美声ですね。
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ロムニー政権 ()
2012-09-28 19:54:55
QE3は政権が代わっても変化はないですね。ただしバーナンキ議長は2014年1月末で退任というのがロムニーの発言。その前に辞任があるかどうか。金については、いまやどちらが政権をとるのかは、あまり関係ない環境でしょうね。金本位制の検討委員会を作るという共和党の綱領は、そのようにやるんでしょうが、実現を真剣に考えている人は少ないです。
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