本日はアジアの時間帯から買い先行で推移したドル建て金価格だが、ファンドの買いに昨年12月14日に下回っていた200日移動平均線を抜けてきた。下回った時点でこれまでのサポートラインは上値の抵抗ラインとなり戻り売りが控えてきたが、本日それをクリアしてきた。スポット価格で見て昨日時点で1635ドル近辺に位置しているが、本日は1640ドルまで見ているので引けで超えてくると市場センチメントの改善につながりそうだ。ただし、昨秋の急落で上昇トレンドの持続性に疑いが生まれたこともあり、対抗する売り圧力も強くなる。足元で中国「春節需要」を下支え役にする需給の流れがあり、そのまま価格を支えている。
そこで焦点は外部要因だが、12日8日(木)のスペイン、13日(金)イタリアと注目の国債入札が予定されている。全般的にはその結果を見たいという気運は高い。
ことしも恒例の上海定点観測の時期に入るが現時点で未定。昨年よりも春節の到来は早く、今月23日になっている。チケットが手に入りにくいのは、内外の華人圏で人の大移動が始まっているからだろう。昨年の中国関連のデータを待っているのだが、金輸入量は予想を大きく上回る規模になったと見られる。もろもろの速報値の発表は、来週初めとなる。
モンゴルの金採掘関連で、法外な利息を確約して資金を騙し取って
いた会社が摘発されました。
http://www.asahi.com/national/update/0111/TKY201201110181.html
ちょっと考えたらおかしいとわかると思うんだけどなぁ。