5月15日、さらに1ヵ月後の6月15日とNY金は、それぞれ28ドル、30ドル、カックン、カックンという感じで、まさにロボット・トレードのモメンタム系の売りで大きく下げたので、今回は週末発表のCFTC(米商品先物取引委員会)のデータに注目していた。
すでにロングの手仕舞い売りは済んでいたので、問題はどの程度、新規の売り(フレッシュ・ショート)が増えているかということが焦点だった。結果は、6月19日までの1週間で、NY金先物市場ではファンド(投機筋)の新規のショートが3万3891枚、重量換算で105トンも増加していた。
手元の資料では、ショートが100トン以上増加したのは、2015年11月17日時点のデータの102トン以来のこと。当時は、2006年以来となる金融危機後初のFRBの利上げを前に、金利を生まない金は利上げに弱い・・・と、先安観が高まりファンドがショートを積み増していた。
最終的に、12月のFOMCを前にファンドが1000ドル割れを作ろうと、売り攻勢を何度かかけたが1050割れがやっとで、頑強な買いに遭遇し、利上げ後の金は反発高騰、そのまま年明けに中東の地政学リスクの高まりや、中国問題で上値追いということになったのだった。そのまま、夏にBrexitがあり1370ドル台の高値を示現、晩秋のトランプ・ラリーの中で逆相関的に調整局面を迎えたのだった。
ちなみに1050割れを強烈に買い向かったのが、中国だった。
そういうことで2015年11月中旬の金価格は1068.60ドルと1000ドルに接近していた。ちなみに当時のプラチナ価格は855ドルだった。そのプラチナだが、週末のデータではファンドはついに買い建て(ロング)より売り建て(ショート)がわずかに上回る「ネット・ショート(純売り越し)」の状態となっている。このところショーとの規模が過去最高水準となり、静かに注目されていたのだが、ついにネット・ショートということになった。ここから、誰がどう売る?という感じ。もちろん相場に“振れ”は付き物ゆえに、さらなる下振れもありだが、内部要因的にはそろそろ底打ちという時間帯ということか。
すでにロングの手仕舞い売りは済んでいたので、問題はどの程度、新規の売り(フレッシュ・ショート)が増えているかということが焦点だった。結果は、6月19日までの1週間で、NY金先物市場ではファンド(投機筋)の新規のショートが3万3891枚、重量換算で105トンも増加していた。
手元の資料では、ショートが100トン以上増加したのは、2015年11月17日時点のデータの102トン以来のこと。当時は、2006年以来となる金融危機後初のFRBの利上げを前に、金利を生まない金は利上げに弱い・・・と、先安観が高まりファンドがショートを積み増していた。
最終的に、12月のFOMCを前にファンドが1000ドル割れを作ろうと、売り攻勢を何度かかけたが1050割れがやっとで、頑強な買いに遭遇し、利上げ後の金は反発高騰、そのまま年明けに中東の地政学リスクの高まりや、中国問題で上値追いということになったのだった。そのまま、夏にBrexitがあり1370ドル台の高値を示現、晩秋のトランプ・ラリーの中で逆相関的に調整局面を迎えたのだった。
ちなみに1050割れを強烈に買い向かったのが、中国だった。
そういうことで2015年11月中旬の金価格は1068.60ドルと1000ドルに接近していた。ちなみに当時のプラチナ価格は855ドルだった。そのプラチナだが、週末のデータではファンドはついに買い建て(ロング)より売り建て(ショート)がわずかに上回る「ネット・ショート(純売り越し)」の状態となっている。このところショーとの規模が過去最高水準となり、静かに注目されていたのだが、ついにネット・ショートということになった。ここから、誰がどう売る?という感じ。もちろん相場に“振れ”は付き物ゆえに、さらなる下振れもありだが、内部要因的にはそろそろ底打ちという時間帯ということか。