亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

おおつごもり

2007年12月31日 21時37分13秒 | 徒然(つれづれ)
昨日、今日と自宅の机周りの片づけや新聞の整理をしたり諸々で時間が過ぎてしまった。3カ月分くらいの新聞を捨てる作業も、何となく目を通してしまい、今更ながら切り抜きなどしてしまうので時間が掛ってしまう。後で読もうと切り取った記事も果たして読むのか否か。片付けをしていたらある経済誌(別に隠す必要もないので書くとエコノミスト)の見出しに「そぉかぁ~~」と妙に納得。5月1、8合併号の表紙タイトルが“世界経済「黄金の10年」”そして1ヵ月後の6月5日号が「米国バブル崩壊」。前者は空前の繁栄の時代を説き、後者は米国株最高値更新は見かけ倒しとサブプライム問題などを挙げている。この移りの早さ、あるいは流れの見難さが“いま”を象徴する。2008年も同じようなものだろう。

午後、新宿伊勢丹の食品売り場に行ってみたが、ヒトヒトヒトでごった返していて、すぐに逃げ帰ってきた。本マグロのそれほど大きくない(というより小さい)“さく”の値段が7~8千円から1万円を超えるものまで。バブル期を思ってしまった。売れてるのかねぇ。。。価値観は人それぞれなので何とも言えないが、自分の感覚からは異常だと。そんなにも本マグロが高級品になったのか。生産者(採取者)の利益、否むしろ中間マージンが膨らんだ結果だろうか。たしか十数年前に賞味期限偽装事件を起こしたと記憶している麻布方面の蕎麦屋の「年越しそば」コーナーには長蛇の列。帰りにのぞいた別のデパートの同じブランドの同じ商品には、誰も並んでいなかった。笑ってしまった。流されぬよう、流されぬよう、と自戒しました。昔、今は亡き明治生まれの祖母は「大みそか」を「おおつごもり」と呼んでいた。

なんだか年の瀬にあまりふさわしくない話題になったが、今年もありがとうございました。2008年が皆様にとっていい年になりますことを。写真は今月中旬に撮った神宮外苑のイチョウです。

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