7月7日のここで「米国債と金」というタイトルの一文の中で、中国が米国債買いを活発化させているとの見方があることを取りあげた。年始からFRBがTapering(量的緩和策の縮小)を実施する中で、逆行高しその結果利回りが下がっていた米10年国債(長期金利)。そのとおり背景に中国の存在が浮上した。
年始から5月までで1072億ドルの買い越しが判明と。ちなみに昨年1年間で810億ドルの買い。年始からNY株高が続く中での長期金利の下落はFRB関係者の間でもconundrum(謎)とされてきたもの。中国の買いといっても、推測の域を出ずと思っていたが、本当に入っていたようだ。中国は、2009年のFRBによるQE(量的緩和策)導入以来、金重視の政策を貫いてきたと見られるが、今年に入り米国債買いを進めたようだ。国内景気に陰りが見られる中で、人民元安を誘導する介入を行ってきたと見られるが、そこで増えたドルをそのまま米国債買いに回したとなれば、説明はつく。
年始から5月までで1072億ドルの買い越しが判明と。ちなみに昨年1年間で810億ドルの買い。年始からNY株高が続く中での長期金利の下落はFRB関係者の間でもconundrum(謎)とされてきたもの。中国の買いといっても、推測の域を出ずと思っていたが、本当に入っていたようだ。中国は、2009年のFRBによるQE(量的緩和策)導入以来、金重視の政策を貫いてきたと見られるが、今年に入り米国債買いを進めたようだ。国内景気に陰りが見られる中で、人民元安を誘導する介入を行ってきたと見られるが、そこで増えたドルをそのまま米国債買いに回したとなれば、説明はつく。