本日の昼前に市況解説に関連して以下のように書いた。
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「利上げ見通しの高まりを避けたいFRB」
まず米4-6月期GDPですが、3%の成長率では1-3月期の落ち込みを埋めるのみ。
中身が問題。個人消費がどうなっているか。
FOMC声明文は、出口戦略の接近を市場が先読みするタイミングにつき、いよいよ“市場との対話”が本番を迎えます。
おそらく早期利上げを市場に先読みされ過剰に反応されるのも避けたい、かといって野放図なリスクテイクを助長するのも避けたい・・・。
9月の本番を前に、どうするか。
今回も声明文よりも3週間後に発表される議事録要旨のほうが材料性が高いように思われます。
前回のように全会一致とはいかないのでは・・。
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・・・・・とした。
果たしてどうなるか・・・・で、日本時間の午後9時半に発表されたGDP速報値は前期比年率プラス4%となった。2009年10-12月期来の伸びとされる。同時に1-3月期のマイナス2.9%はマイナス2.1%に修正された。これで上半期は1%のプラス成長になるという。4-6月期の3%の予想を大きく上回る数字が出た背景は、企業の在庫投資と個人消費の伸びが指摘されている。個人消費は前期が1.2%だったのに対し2.5%となった。在庫投資もこの部分を除くと2.3%成長となるが、前期はマイナス1%だった。修正され全体の数字がマイナス2.1%になったとはいえ、それでも2009年夏以降の回復の中では最低の数字となった。
さて、この後、FOMC声明文は午前3時に発表される。