すでに報道されているようにNY市場の金価格は10月6日のNY市場にて過去最高値を更新した。NY市場のスポット価格の高値は1043.8ドル、NYコメックスの先物価格では1045ドルと2008年3月17日の1033.9ドルを大きく上抜くことになった。
9月上旬に3度目となる1000ドル大台突破以降、高値警戒を指摘する声の高まりのなかで相場は1000ドルを固め、そして上値追いに走った。相場格言の教える . . . 本文を読む
週末のイスタンブールで開かれたG7については、G7無用論というより無力論まで流れるほど、何らかの方向性を示すことなく終わった。確かに共同声明に目新しさはなかった。指摘されるように米ピッツバーグでのG20の開催と日程が近かったこともあろう。G20にて合意された「世界経済の不均衡是正」は、目的達成には各国が内需の振興となる。ただし理屈上はそうだが現実は簡単ではなく、結局為替調整に流れる。時あたかも環境 . . . 本文を読む
週末は2日間にわたり名古屋で開かれた日本FP協会のFPフェアのため名古屋だった。以前に比べ出展社も減り、展示ブースもこじんまりしているが会場自体が狭いところだったので、なんとか閑散という状況は避けられたというふうに見えた。このFPフェアは、協会が資格維持に義務付けている単位の取得を目的に参加するFPが多いと見られる・・・というか大半がそうだろう。それもあって、協会側が独自に準備した研修プログラムは . . . 本文を読む
ドル円のダラダラとした下げが続いている。この時間には89円割れに迫ってきた。一昨日9月30日に書いたが、ドル円膠着状態のエネルギーが溜まっていたので、その反動の一連の動きと捉える。その“反動”とは、いろいろある。例えば、こんな財政赤字国家の通貨など買えないという基本認識に基づいたドル買いの動きだが、そうした人々がギリギリまで頑張った挙句に、ドルの戻りを諦めるときに、ドル安は加速しそうだ。思えば年始 . . . 本文を読む
昨日の最後に神無月が終わると書いたが、始まるでしたなぁ。さてその神無月は決算月でもある。一般企業の決算も気になるが、やはり米系の金融決算が焦点。前期は、証券分野を中心にノウハウを持つ旧投資銀行系がディーリング益を積み増し好決算を上げ、ゴールドマンなど四半期の最高益ということでボーナスも大番振る舞いで、オバマ政権や議会の不評を買った。結局リスクテイクに及び腰のモルガン・スタンレーは相場に乗れず大きく . . . 本文を読む