週末のイスタンブールで開かれたG7については、G7無用論というより無力論まで流れるほど、何らかの方向性を示すことなく終わった。確かに共同声明に目新しさはなかった。指摘されるように米ピッツバーグでのG20の開催と日程が近かったこともあろう。G20にて合意された「世界経済の不均衡是正」は、目的達成には各国が内需の振興となる。ただし理屈上はそうだが現実は簡単ではなく、結局為替調整に流れる。時あたかも環境上は米国の金融政策はまさにドル安政策となっているので、為替調整というほど意図的なものがなくとも、流れはドル安。この部分でオバマ政権が意図している政策上の方向性とバーナンキFRBの政策は、ガッチリ噛み合っているわけだ。問題は循環的、穏やかなドル安を願っても、市場はそう甘くないという現実だろう。ガイトナーが「強いドル」と言わねばならないほど「弱そうなドル」ということか。強いドルを声高に叫びながら、穏やかに弱くなるドルを求めるという事態の本質を見抜いているのが、このところの金の動きといえる。金は一度、高値更新に吹いた後に目立った調整という流れか。「1000ドルは時期尚早で短命に終わる」という声が、現実を前に弱まってきているが、そのタイミングを衝いて動くのも(調整)また相場の“綾(あや)”というものではないかと思っている。
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こういう記事を経済書や週刊誌じゃなくて、新聞で読むと「ここまで来たか」という感想を持ちますね。紙の新聞にはもっと詳しく書かれてます。
金現物をもっと買い足したくなりました
確か、MUFGのモルガンスタンレー救済にも詳細な記事を出していたと思います。
それにも財務省が絡んでいたのですが、それにしても日本の財政を預かる財務省が積極的に米国を支援しているのはどうなんでしょう。
時は、自民政権下で現在は政権交代をしています。
今後、政治主導によってこのようなことはなくなることを期待したいです。
ただ、歳入欠陥の話がぼちぼち出てきてますね。税収がどこまで減るかと言われています。子ども手当も通常国会に先送りだそうです。
この話がなくても税収は極めて厳しい状況で、かなりGOLDに分があるというか持たざるリスクすら感じてます。押し目買いを期待してるのですが・・・
スキャンしてここに貼り付けると著作権引っかかりますよね。OKなら貼りますが
当たり前の記事なんですけど、毎日が報道したと言うことが大きいですよね
しかしCS争いはすさまじいですね
ただ今逆転です!