今週の注目点のひとつ。SECへの運用資産報告。45日ルールに則り6月末時点の内容が公開された。注目のポールソン&Coだがこの時点では金ETFの最大銘柄「SPDR ゴールド・シェア」については保有株数変らず。以下開示された同ファンドの保有上位10銘柄だが4位までの銘柄は3月末と変らず。ただ価格の上下で評価は変っている。金ETFとアングロは評価が上昇。銀行株は下落。
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けさの日本の4-6月期GDPの発表。実質年率換算+0.4%と市場予想を大きく下回ったという事実よりも話題は四半期ベースでのドル建てで中国が初めて日本を上回ったことが話題となった。当初は09年つまり昨年抜かれるであろうと思われていたが、ドル安円高もあり、かろうじて日本は2位の座を維持していた。今回4-6月期の統計がそろったところで試算だが日本が1兆2883億ドル、中国が1兆3369億ドルと初めて四半 . . . 本文を読む
8月14日の土曜日。さすがに夏休みというひとも多かろう。昨日は金曜日だったが都内も車が少なく、ストレスのない移動に世間は休みなんだと改めて思ってしまった。・・・・でそんなこととは無関係なのだが、本日は今から10年前の市場環境をあれこれ考える機会があり、改めて我々が置かれている“今”の環境の異常さに気付くというか、何というか・・・。
話は米国の金融政策なのだが、デフレ入り阻止のために何でもありの政 . . . 本文を読む
昨夜は新規失業保険の申請件数が予想外の増加で48万4000件で前週比2000件増。前週の速報値も47万9000件から48万2000件に修正された。雇用環境は横ばいならぬ再度の悪化の様相と市場は受け取る。結局先行きのFRBによる追加の緩和策の可能性が高まる材料と受け止められたところから、いわば市場における材料性が上昇。金価格は敏感に反応することに。久々の目立った上昇につながった。
一方今夜発表され . . . 本文を読む
近年の金融経済の動きの速さとそれについていけない政策について、あれこれ考えながら日々の市場を見ている。すでに6月のFOMCの議事録発表時に取り上げたが、4月と6月のFOMCではわずか2ヵ月の間に「出口戦略」が「(その段階ではもしもの選択肢として)追加の緩和策」の検討に変ってしまった。当局は一生懸命に対応しているし良くやっていると思う。それでも市場の反応が速く後手に回りがちだ。どんどん現状を織り込み . . . 本文を読む
さて注目のFOMC(連邦公開市場委員会)だが、追加的緩和策については見送りという見方が多かったが、これまで市場に放出してきた資金は維持するという量的緩和水準の維持策が発表されることになった。具体的には、今年の3月までに新たなお札を印刷して銀行から買い取って来た住宅ローン担保証券(MBS)が償還になった際に、そのまま米国債の買い取りに回すことになった。また保有している国債の償還時にはそのまま乗り換え . . . 本文を読む
FOMCを控えてノイズレベルが上がっている。今回は追加緩和策の導入めぐって意見が分かれている。退任したコーン副議長の後任でサンフランシスコ連銀のイエレン前総裁も政策的にはバーナンキ寄りの人物で知られている。興味深いのは、“異例の低金利”の継続にここまで反対票を投じて来たホーニグ・カンザス連銀総裁が今回どのような判断を下すのかという点。同じくタカ派で知られたブラート・セントルイス連銀総裁が7月末に新 . . . 本文を読む
思うのは市場環境の移り変わりの早さについて。4月には過去1年にわたり打ち出した政策手段が一巡し、その効果も見られ、「出口戦略」のタイミングが語られていた。NYダウもリーマン・ショック直前の水準に戻り、やっとあの災禍を抜け出せたとされていた。結局、その時の戻り高値が目先の天井となった。否、目先でなく、もっと先まで戻り高値として記憶されるのではないか。
日本時間の7日早朝、現地の6日の夜、雇用統計発 . . . 本文を読む
本日は夕刻17時からの日経CNBC「デリバティブ・ワールド」に出演予定。再放送は20時6分かな? 「金市場の材料点検」ということで6分くらい話します。スタジオから戻って更新予定。
FOMCにてサプライズありや否や。緩和の方針を相場は織り込みつつある状況。 . . . 本文を読む