市場の小康状態が続いている。ひとつにユーロ圏情勢が次の展開待ちではっきりしないことから、ファンドも動きが取り難いということがある。米国では言うまでもなく、政策判断の時間帯が迫る。金市場では、追加緩和に対する期待の強弱が、レンジ相場ながら上下動を支配する環境が続いている。先週は、小売売上高が前月比で4ヵ月ぶりにプラスとなったことで追加緩和期待が後退したことが金が週足でマイナスとなった背景といえる。
ただし、8月15日発表のNY連銀製造業景況指数および16日のフィラデルフィア連銀製造業景況指数ともに結果は良くなかった。NY連銀の指数は市場予想プラス7.0に対し結果はマイナス5.9で、これは2011年10月以来の低水準。フィラデルフィア連銀の方は、マイナス7.1で4ヵ月連続のマイナスとなった。このデータの全米規模のものが9月4日に発表されるISM製造業景況指数となるが、7月のデータは49.8と分岐点となる50を2ヵ月連続で下回り減速傾向を強めるものだった。景気の先行指数と目される側面があるので、今回も50割れとなると7月の16万人強の雇用増を好感する空気も一変するのではないか。
明後日8月22日は8月1日に声明文が発表されたFOMCの議事録要旨が公表される。討議された内容が明らかになるが、追加緩和へのスタンスが強まっていれば金価格は1650ドルに接近する方向となりそうだ。逆は売られることになる。8月1日の声明文の内容、とりわけ「新たな情報を綿密にモニターしていく」(closely monitor incoming information)という文面からは強まっていそうだが・・・・・・。
さて先週後半はプラチナの上昇が目立った。
南ア・プラチナ鉱山会社ロンミンのマリカナ鉱山で続いていたストに警戒中の警官隊が発砲し死者が出たことから、紛争の複雑化からの供給減(生産減少)を読んだ買いがプラチナ価格の急騰をもたらした。プラチナはヂーゼルエンジンの排気ガス浄化装置の触媒としての需要が大きいが、ユーロ圏の景気低迷からナイメックスではファンドによる売り持ちが目立っていた。
ロンミンでは異なった労組間の勢力争いから騒動が伝わっていたが、その時点では価格への影響は見られていなかった。さすがに警察の介入で死傷者まで出ることになると、生産障害の可能性が一気に高まり、まずはNY市場でファンドがショートカバー(空売りポジションを買戻し)に走ったことが急騰をもたらしている。この上昇が持続力を持つか否かは、供給阻害の度合いがどの程度まで行くか、ということ。すなわち今回の騒動に拡大が見られなければプラチナ価格も落ち着くことになる。南アは黒人間での貧富の格差が広がっており、溜まった不満がこの事件をきっかけに広がりを見せ社会問題化するならば、さらに上値追いとなる。しかし、そこまでには至らないと現時点では思われる。買戻し一巡後にどうなるか。
金のほうはETFの増加が目立ってきた。
ただし、8月15日発表のNY連銀製造業景況指数および16日のフィラデルフィア連銀製造業景況指数ともに結果は良くなかった。NY連銀の指数は市場予想プラス7.0に対し結果はマイナス5.9で、これは2011年10月以来の低水準。フィラデルフィア連銀の方は、マイナス7.1で4ヵ月連続のマイナスとなった。このデータの全米規模のものが9月4日に発表されるISM製造業景況指数となるが、7月のデータは49.8と分岐点となる50を2ヵ月連続で下回り減速傾向を強めるものだった。景気の先行指数と目される側面があるので、今回も50割れとなると7月の16万人強の雇用増を好感する空気も一変するのではないか。
明後日8月22日は8月1日に声明文が発表されたFOMCの議事録要旨が公表される。討議された内容が明らかになるが、追加緩和へのスタンスが強まっていれば金価格は1650ドルに接近する方向となりそうだ。逆は売られることになる。8月1日の声明文の内容、とりわけ「新たな情報を綿密にモニターしていく」(closely monitor incoming information)という文面からは強まっていそうだが・・・・・・。
さて先週後半はプラチナの上昇が目立った。
南ア・プラチナ鉱山会社ロンミンのマリカナ鉱山で続いていたストに警戒中の警官隊が発砲し死者が出たことから、紛争の複雑化からの供給減(生産減少)を読んだ買いがプラチナ価格の急騰をもたらした。プラチナはヂーゼルエンジンの排気ガス浄化装置の触媒としての需要が大きいが、ユーロ圏の景気低迷からナイメックスではファンドによる売り持ちが目立っていた。
ロンミンでは異なった労組間の勢力争いから騒動が伝わっていたが、その時点では価格への影響は見られていなかった。さすがに警察の介入で死傷者まで出ることになると、生産障害の可能性が一気に高まり、まずはNY市場でファンドがショートカバー(空売りポジションを買戻し)に走ったことが急騰をもたらしている。この上昇が持続力を持つか否かは、供給阻害の度合いがどの程度まで行くか、ということ。すなわち今回の騒動に拡大が見られなければプラチナ価格も落ち着くことになる。南アは黒人間での貧富の格差が広がっており、溜まった不満がこの事件をきっかけに広がりを見せ社会問題化するならば、さらに上値追いとなる。しかし、そこまでには至らないと現時点では思われる。買戻し一巡後にどうなるか。
金のほうはETFの増加が目立ってきた。
その当時に購入したものだから「、適当にいい思いはしているのだが、困ったことに、
三菱東京UFJになって、金取引を三菱商事に放り出してしまったのですね。
この時は、混蔵保管だったのが消費貸借保管になっちゃって少し困ったけど、成行きに
任せました。
そして本日、封書で来たのが「田中貴金属への移管」という通知。
残高と同じ取引条件は保障する(って当然だわな)とはいうものの、あんまり
いい気持ちじゃない。第一、処分するときにどういう税務処理をしたものか、
一度税理士さんにうかがってしかるべく書類を残しておかないといけない、
ああ鬱陶しい。
いえね、「田中貴金属」にご不満があるわけじゃないですよ。名古屋にもお店あるし。
UBS銘の金塊がほしい方は11月までですよ・・・ってこれもあまり欲しくない。
握って「僕、買いました。金!」という以外、あまり価値はない。田中の刻印の
ほうが高く売れそうだ。
あ、ETFはどうするんだ?>三菱商事
老父の息子