夏時間になって少し経つが米国関連の指標の発表が1時間早くなって何かと都合いいというのは個人的なものだが、昨日のCPIが予想を下回り、インフレ指標の上向きも一過性のものかも・・・というイエレン議長の見方の正しさを思わせるような結果だった。本日は、まず4月のNY連銀製造業景況指数は2ポイント台の市場予想に対し、それを大きく上回る9.56。前月の0.62から大きく上昇し、2015年1月以来の高水準に。製造業関係のこのところの上向き傾向が続いているのか。。
一方3月の鉱工業生産指数は、予想マイナス0.1%に対しマイナス0.6%と先月のマイナス0.5%をさらに下回った。2ヵ月連続の低下で設備稼働率も前月の76.7%から74.85に低下。市場予想の75.45も下回った。やはり1-3月期はパッとしない。
さてこの週末の注目点は何と言ってもカタールの首都ドーハでの産油国会合。ここで何度も書いたが、追い詰められたベネズエラなど体力の弱い産油国が各国を説得して走り回り、なんとか開催に漕ぎ着けたもので、金融市場では希望的観測が先行し、曲がりなりにも何がしかの合意が成立するのではとの見方が多い。一方、コモディティ関係者は身のある合意は難しかろうと冷ややかな対応といったところ。確かに集まるからには、何かの形にはなるのかも知れぬが、政治的な対立も見え隠れしている当事者間で意味のあるものになるのか疑問。
すでにイランのザンギャネ石油相が欠席と伝えられたことから、WTIもブレントも売りが先行する展開となっている。この2、3日リスク・オンということで株高傾向だが、週明けはどうなるか。結果を市場がどう受け取るかにかかっているが、もともと需給の緩みは当面続くしロシアが本気で生産枠を守るとも思えない。3月のサウジは日量1019万バレルで過去最高レベルの生産量となっているし、ロシアも1091万バレルで過去30年で最高水準とされる。
一方3月の鉱工業生産指数は、予想マイナス0.1%に対しマイナス0.6%と先月のマイナス0.5%をさらに下回った。2ヵ月連続の低下で設備稼働率も前月の76.7%から74.85に低下。市場予想の75.45も下回った。やはり1-3月期はパッとしない。
さてこの週末の注目点は何と言ってもカタールの首都ドーハでの産油国会合。ここで何度も書いたが、追い詰められたベネズエラなど体力の弱い産油国が各国を説得して走り回り、なんとか開催に漕ぎ着けたもので、金融市場では希望的観測が先行し、曲がりなりにも何がしかの合意が成立するのではとの見方が多い。一方、コモディティ関係者は身のある合意は難しかろうと冷ややかな対応といったところ。確かに集まるからには、何かの形にはなるのかも知れぬが、政治的な対立も見え隠れしている当事者間で意味のあるものになるのか疑問。
すでにイランのザンギャネ石油相が欠席と伝えられたことから、WTIもブレントも売りが先行する展開となっている。この2、3日リスク・オンということで株高傾向だが、週明けはどうなるか。結果を市場がどう受け取るかにかかっているが、もともと需給の緩みは当面続くしロシアが本気で生産枠を守るとも思えない。3月のサウジは日量1019万バレルで過去最高レベルの生産量となっているし、ロシアも1091万バレルで過去30年で最高水準とされる。